Places In the Heart Final Scene
・製作年 1984年
・製作国 アメリカ合衆国
・原題 Places in the Heart
・監督 ロバート・ベントン
・脚本 ロバート・ベントン
・音楽 ジョン・カンダー
・撮影 ネストール・アルメンドロス
・出演 サリー・フィールド リンゼイ・クローズ エド・ハリス
・ストーリー
1935年の大恐慌時代のテキサス州の小さな町での物語である。
エドナは保安官の夫、ロイスと小さな二人の子供を育てながら平和に暮らしていた。
ある日の朝早く、ロイスは部下の副保安官ジャックに呼ばれて、酒に酔っ払って銃を撃っている黒人ワイリーに対処するために、朝食もままならない内に出かけて行く。
ロイスは、よく知っている男だったので彼をなだめていたが、はずみで彼は腹を撃ち抜かれてしまう。
エドナの元にロイスの遺体が運ばれて来て、彼女は衝撃をうける。
なんとか二人の子供にこの事実を説明するのがやっとのことだった。
ロイスの葬儀が行われ、エドナの妹のマーガレットは彼女を慰める。
エドナは彼女にこの先、子育てと家事しかしたことのない自分が、どうやって子供たちを養っていけばいいのかわからないと不安を訴える。
しばらくすると、ファースト農業銀行からデンビーという銀行員が訪ねてくる。
お金のことは、すべてロイスにまかせていたエドナは初めて自分の家の経済状態を知ることになる。
ロイスは家の購入資金を銀行から借り入れていた。
未返済の金額が3681ドル残っており、年2回240ドルの支払い義務があった。
この次の支払いは10月15日だったが、預金残高は160ドルだった。
そこでエドナはデンビーから自宅を売るように勧められる。
この不景気な状況では子供をご主人の親戚に預け、あなたはお姉さんのところに身を寄せるのが最善策だと、デンビーは親身になって提案するがエドナはこの提案を頑として受け入れない。
エドナは姉マーガレットを訪ね、美容師の仕事で雇ってもらえないかと相談するが、彼女の方も人を雇う余裕はなかった。
その日の夜、副保安官ジャックが黒人の男をつれてやって来た。
彼はこの男はお宅の銀食器を持ってうろついていましたと言う。
とっさに彼女は「この人はうちで雇った人です」と嘘をついて彼をかばった。
彼女は以前、流れ者の彼に食事を与え、家の雑用をしてもらった事があった。
彼の名はモーゼスと言った。
エドナにはひらめいた考えがあり、綿花を栽培したらいくらになるか、モーゼスに訪ねた。「お宅には畑が30エーカーあるから、300ドルほどになります」と彼は言う。
彼は5歳のときから綿花畑で働いていて、綿のことはなんでも知っているという。
彼女はこのひらめきに賭け、彼に納屋の隣の小屋に住むように言う。
彼は食器を盗んだことを見逃してもらったことに感謝した。
次の日、銀行員のデンビーが目の不自由な男性を連れてきた。
ウィルという名の彼の義理の弟で、戦争に行って失明してしまい今は椅子とほうき作りの職人をしているという。
デンビーは彼に部屋貸しをして、少しでも現金収入を得てはどうかとエドナに勧めに来たのだった。
この提案を彼女は受け入れることにする。
エドナはモーゼスと共に綿花の種を50ポンド購入し、馬を使って畑を耕し、種まきを行った。
銀行への支払いには30エーカーの畑からの収穫だけでは不十分で、さらに町で一番早く綿を収穫した者に与えられる賞金100ドルを獲得する必要があった。
収穫の時が来た。エドナは一番で収穫するためモーゼスに働き手を10人集めてもらい、子供たちや姉夫婦の手も借りる。
その間の食事の準備は盲目のウィルが担当した。
最後の日には徹夜で収穫をし、目標の日に全部を収穫することに成功する。
エドナは町で収穫の一番乗りとなり、売り上げ金と賞金100ドルを獲得する。
しかし、そのことを心よく思わない一部の人たちが目なし帽に白服姿でモーゼスを襲い、袋叩きにする。
モーゼスは自分の危険とエドナ一家の危険を考え、エドナに別れを告げる。
「自分はここでの生活をこれ程、好きになるとは思っていなかった」と別れのつらさを語るモーゼスに対し、エドナは「あなたは何も無かった土地から誰よりも見事な収穫を上げた。
肌の色は関係ない。収穫一番乗りはあなたの手柄。それを忘れないで」と言葉をかけ彼を送り出す。
・製作年 1984年
・製作国 アメリカ合衆国
・原題 Places in the Heart
・監督 ロバート・ベントン
・脚本 ロバート・ベントン
・音楽 ジョン・カンダー
・撮影 ネストール・アルメンドロス
・出演 サリー・フィールド リンゼイ・クローズ エド・ハリス
・ストーリー
1935年の大恐慌時代のテキサス州の小さな町での物語である。
エドナは保安官の夫、ロイスと小さな二人の子供を育てながら平和に暮らしていた。
ある日の朝早く、ロイスは部下の副保安官ジャックに呼ばれて、酒に酔っ払って銃を撃っている黒人ワイリーに対処するために、朝食もままならない内に出かけて行く。
ロイスは、よく知っている男だったので彼をなだめていたが、はずみで彼は腹を撃ち抜かれてしまう。
エドナの元にロイスの遺体が運ばれて来て、彼女は衝撃をうける。
なんとか二人の子供にこの事実を説明するのがやっとのことだった。
ロイスの葬儀が行われ、エドナの妹のマーガレットは彼女を慰める。
エドナは彼女にこの先、子育てと家事しかしたことのない自分が、どうやって子供たちを養っていけばいいのかわからないと不安を訴える。
しばらくすると、ファースト農業銀行からデンビーという銀行員が訪ねてくる。
お金のことは、すべてロイスにまかせていたエドナは初めて自分の家の経済状態を知ることになる。
ロイスは家の購入資金を銀行から借り入れていた。
未返済の金額が3681ドル残っており、年2回240ドルの支払い義務があった。
この次の支払いは10月15日だったが、預金残高は160ドルだった。
そこでエドナはデンビーから自宅を売るように勧められる。
この不景気な状況では子供をご主人の親戚に預け、あなたはお姉さんのところに身を寄せるのが最善策だと、デンビーは親身になって提案するがエドナはこの提案を頑として受け入れない。
エドナは姉マーガレットを訪ね、美容師の仕事で雇ってもらえないかと相談するが、彼女の方も人を雇う余裕はなかった。
その日の夜、副保安官ジャックが黒人の男をつれてやって来た。
彼はこの男はお宅の銀食器を持ってうろついていましたと言う。
とっさに彼女は「この人はうちで雇った人です」と嘘をついて彼をかばった。
彼女は以前、流れ者の彼に食事を与え、家の雑用をしてもらった事があった。
彼の名はモーゼスと言った。
エドナにはひらめいた考えがあり、綿花を栽培したらいくらになるか、モーゼスに訪ねた。「お宅には畑が30エーカーあるから、300ドルほどになります」と彼は言う。
彼は5歳のときから綿花畑で働いていて、綿のことはなんでも知っているという。
彼女はこのひらめきに賭け、彼に納屋の隣の小屋に住むように言う。
彼は食器を盗んだことを見逃してもらったことに感謝した。
次の日、銀行員のデンビーが目の不自由な男性を連れてきた。
ウィルという名の彼の義理の弟で、戦争に行って失明してしまい今は椅子とほうき作りの職人をしているという。
デンビーは彼に部屋貸しをして、少しでも現金収入を得てはどうかとエドナに勧めに来たのだった。
この提案を彼女は受け入れることにする。
エドナはモーゼスと共に綿花の種を50ポンド購入し、馬を使って畑を耕し、種まきを行った。
銀行への支払いには30エーカーの畑からの収穫だけでは不十分で、さらに町で一番早く綿を収穫した者に与えられる賞金100ドルを獲得する必要があった。
収穫の時が来た。エドナは一番で収穫するためモーゼスに働き手を10人集めてもらい、子供たちや姉夫婦の手も借りる。
その間の食事の準備は盲目のウィルが担当した。
最後の日には徹夜で収穫をし、目標の日に全部を収穫することに成功する。
エドナは町で収穫の一番乗りとなり、売り上げ金と賞金100ドルを獲得する。
しかし、そのことを心よく思わない一部の人たちが目なし帽に白服姿でモーゼスを襲い、袋叩きにする。
モーゼスは自分の危険とエドナ一家の危険を考え、エドナに別れを告げる。
「自分はここでの生活をこれ程、好きになるとは思っていなかった」と別れのつらさを語るモーゼスに対し、エドナは「あなたは何も無かった土地から誰よりも見事な収穫を上げた。
肌の色は関係ない。収穫一番乗りはあなたの手柄。それを忘れないで」と言葉をかけ彼を送り出す。