【内容(「BOOK」データベースより)】
被生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、いっこうに自立しようとしない者や、保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」の存在に、生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり…。「生活保護制度」の矛盾を突く問題作。 --
[著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をW受賞。以後次々と新作を発表し、社会派ミステリーの新星として注目を浴びる
【読んだ理由】
仕事に間接的に関係。
【コメント】
テーマとなる生活保護制度についてもよく調査がされている、被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」嫌な言葉だ。