この日も歯医者の治療が終わったら時分どきになっていた。駅の北側の商店街まで歩いて、1996年に発行された常盤新平の「冬ごもり 東京平井物語」(click)にも登場する
「とんかつ いちごや」に初めて入店してみた。
小説当時のご夫婦らしい年配のお二人が、いい歳を重ねて元気でやっておられた。
メニューのトップにあるローストンカツ定食を頼んだ。
しっかり食べごたえのある旨いトンカツだった。この町の商売は難しいと小説の中にも書いてある。旨くて高いのは当たり前、
美味くて安くないと客は来ないと。700円を払って大満足で店を出た。