いま「ヤマザキマリ」という人に興味を持っています。イタリア人を夫に持つ基本海外居住の日本人の漫画家です。
これまで 彼女とは知らずイタリア人の旦那を持つ漫画家がイタリアで社会生活、家族生活のあれこれこれを描く漫画を面白くネットで見ていました。
そんな彼女がテレビの「所さん、大変ですよ」のコメンテーターの一人として出ていたりして、検索をかけて ようやくヤマザキマリさんが「テルマエ・ロマエ」
を画いた漫画家だと知りました。そのあと、三島由紀夫のNHKの特集番組の中で、自分はあまり好きではない三島由紀夫について
ヘ~という そういう面もミシマにはあるのかという事を言っているのも聞きました。この人ただものではないとはっきり認識しました。
この人がいいのは相手が誰であっても全く態度が変わらず、真っ直ぐに相手の目を直視して喋ることです。
ましてや いわゆるエライ人や有名人にも微塵も 媚びた態度はとりません。もっとも彼女には誰にも媚びる必要はありませんが。
ところでこの本を読んだら、彼女が北海道千歳市の市営団地で 鵠沼出身の音楽家の母親の女手一つで育つ間に体験したことの中で、
「花森安治が創刊した雑誌“暮らしの手帖”を面白く興味深く くまなく読む ・兼高かおるの世界旅行の番組をのがさず見る
・漫画家の水木しげるさんをリスペクトし彼の軍隊体験談を書いた「総員玉砕せよ」を高く評価している」
という三点が阿智胡地亭がやってきたり思ってきたりしてた事と全く重なっていました。ああなんかヤマザキマリさんて自分と同じような人だなと感じた理由はこれかと思いました。
彼女は海外で一人で生き延びてきた年月が長いので 自分の思いをはっきり口に出していう事に臆することなく ありのままに自分が自分の主役として今日も
自分の人生を生きています。