阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

詩 「春の問題」              辻征夫 

2021年04月06日 | 音楽・絵画・映画・文芸
春の問題  辻征夫  昭和52年「隅田川まで」
 
また春になってしまった
これが何回めの春であるのか
ぼくにはわからない
人類出現前の春もまた
春だったのだろうか
原始時代には、ひとは
これが春だなんて知らずに
(ただ要するにいまなのだと思って)
そこらにやたらに咲く春の花を
ぼんやり 原始的な眼つきで
眺めていたりしたのだろうか
微風にひらひら舞い落ちるちいさな花
あるいはドサッと頭上に落下する巨大な花
ああこの花々が主食だったらくらしはどんなにらくだろう
どだいおれに恐竜なんかが
殺せるわけがないじゃないか ちきしょう
などと原始語でつぶやき
石斧や 棍棒などにちらと眼をやり
膝をかかえてかんがえこむ
そんな男もいただろうか
でもしかたがないやがんばらなくちゃと
かれがまた洞窟の外の花々に眼をもどすと……
おどろくべし!
そのちょっとした瞬間に
日はすでにどっぷりと暮れ
鼻先まで ぶあつい闇と
亡霊のマンモスなどが
鬼気迫るように
迫っていたのだ
鬚や髭の
原始時代の
原始人よ
不安や
いろんな種類の
おっかなさに
よくぞ耐えてこんにちまで
生きてきたなと誉めてやりたいが
きみは
すなわちぼくで
ぼくはきみなので
自画自賛はつつしみたい
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図書館の八重桜が重い

2021年04月06日 | 身辺あれこれ

こんなに本数があったのかと少し驚いた八重桜。

けやきの若葉も美しい。

図書館から帰る途中、持ち帰り専門の寿司屋で二人分のにぎりを買って帰った。錦糸町に買い物に出た家族は食事をして帰る予定だ。

210403  ウオーキング 歩行数 3505歩 歩行距離 2.1km

 

 

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水深450メートル、メカジキに群がるサメ、そのサメを食べる大魚    動画

2021年04月06日 | SNS・既存メディアからの引用記事

Video: Unusual sighting of grouper eating a shark

<水深450メートルの海底で、メカジキの死骸を取り囲むサメの群れ、そのサメを食べるニシオオスズキの珍しい映像が偶然撮影された......>

水深およそ450メートルの海底で、サメの群れがメカジキの死骸を取り囲み、その皮や身を食べている珍しい光景がカメラでとらえられた。アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査船オケアノス・エクスプローラーの遠隔操作型無人潜水機(ROV)「ディープ・ディスカバラー(D2)」が偶然撮影したもので、2019年6月28日にアメリカ海洋大気庁の公式ブログで公開されている。

水深450メートルでサメの群れに遭遇

ディープ・ディスカバラー(D2)は、第二次世界大戦中の1943年7月に石油タンカー「ブラッディ・マーシュ号」が沈没したとみられる米サウスカロライナ州沖80マイル(約129キロメートル)の地点で、水中遺跡の探査にあたっていた。海底の岩やサンゴ、海綿、水生無脊椎動物、小魚などを観測している際、水深446メートルから454メートルの地点でサメの群れに遭遇。少なくとも11匹のサメが約2.5メートルのメカジキの死骸を取り囲み、餌食にしている様子をとらえた。

サメが短時間で胴体を噛み切って食したことから、このメカジキは死後数時間とみられる。死因は不明だが、釣り針の跡は見られないことから漁から逃れ、老衰、疾病もしくは何らかの損傷で死んだようだ。一連の現象は、メカジキやクジラなどの大型動物相が死ぬと、海底に沈んで、サメや魚類の餌となり、海底で生息する環状動物や甲殻類、微生物などのすみかとなる、いわゆる「フードフォールズ」とみられている。全文

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