サツマイモを頂いたので、芋ご飯を炊いてみようと思った。
終戦後、不自由ながらも、白いご飯が食卓に載るようになった頃、秋になると母はサツマイモご飯を炊いてくれた。白いご飯といっても、麦も混じっていたように記憶している。
まだまだお米は、配給制度の時代である。
母の芋ご飯は美味しかった、塩加減が芋にもご飯にもよく馴染んでいた。
それ以来,芋ご飯を口にすることが無かった。
しかしつい最近,薬師寺での会議の時、それが出た。
松花堂弁当のご飯が,サツマイモの炊き込みだったのだ。
参加者は皆,高齢者で食べ物の不自由の時を,過ごしているので、話に花が咲いた。
こんなことがあったので、私の芋ご飯つくりが始まったのだ。
味は塩加減もよく出来上がったものの、芋が黒い。しまったと、気が付いた。アク抜きを、手抜きしてしまったからだとすぐ気が付いた。
料理は目で食べ、口で食べると、常に言っていた料理好きの母の声がするような気がする。
写真の中の母が笑っている。
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今日はブログを始めてから半年目だったことに気が付いた。