『どさんこ』貸切湯を味わい暫し渓谷を散策。新川渓流沿いに斉藤茂吉の文学碑
がある。歌人斉藤茂吉は山形最上地方を拠点としたが与謝野夫妻の感化か全国の
温泉地に足を伸ばしている。交通が相当に不便な時代、偉人のエネルギーを感ず。
『日当山 妙見 安楽 塩浸 湯は沸き出でて くすき国ぞ』
斉藤茂吉の長男、精神科医斉藤茂太氏が先ごろなくなった。歌人であり、著名な
精神科医でもあった茂吉のDNAの一つが途切れた。
映像:温泉好き西郷どんの足跡を訪ねて、すっかり西郷翁になりきっての入浴の筆者
桜島、垂水と移動、いよいよ最終予定地妙見温泉に遊ぶ。霧島連峰のお膝元、天降川
流域新川渓谷沿いの温泉地。もちろん西郷どんも来ただろう。日本温泉地域学会仲間
の温泉旅館に立ち寄る。『味の宿どさんこ』である。九州なのに「どさんこ」?以前
北海道に縁があるとか。主人の案内で貸切露天風呂に湯遊。渓谷からの風が心地良い。
【Data】含土類ー重曹泉 48.5℃ PH6.7 源泉:妙見40号
参照:妙見温泉近く、鉄っちゃん人気の無人駅「嘉例川駅」
映像:日本一長い足湯:長さ60㍍幅60㌢深さ40㌢水深30㌢
桜島から大隈半島に渡る。高隅山の斜面にはカボスが実り南国の情緒を醸し出す。
そんなのどかな地に桜島を見ながらの垂水温泉足湯〔道の駅たるみず湯っ足り館〕
がある。垂水といえば、飲む泉水で知れているが、飲んで良し入って良しである。
【Data】弱放射線単純硫黄泉 49.8℃ PH9.6湯量 90ℓ/m 源泉:垂水温泉
飲用:生命の源天然ビフォアクロレラが多く含まれる。 天然ゲルマニウムが通常
の温泉水の100倍以上8.89ppbも含まれている。