鹿児島霧島温泉まで辿り着き、どうしてもその先の神話の里に行きたい思いに駆ら、
れ深夜車を飛ばしてこの地に来た。社殿は深い闇におどろおどろしく包まれていた。
社格:村社(天岩戸の民間信仰) 祭神:大日孁尊(おおひるめのみこと)
神事:天岩戸神楽まつり(11月3日)
参照#天岩戸神社(宮崎県高千穂町)
妙見温泉の秘湯『和気の湯』その謂れは興味深い。小生たまたま京都出張の
折、護王神社の前を通りかかった。京都は社寺が多いのだが小奇麗なこの神
社に参拝し、祀っている謂れを見てビックリなんとこの社は時の権力者道鏡
の謀略により大隈の国(鹿児島)に流された和気清麻呂公を祀っていたのだ。
和気この変わった苗字の公家。当時は京都遷都長官という高官。この鹿児島
と京都の点が小生の目の前で見事線となった。和気清麻呂は鹿児島妙見近辺
で失意の日々を送ったのだ。そして癒されたのが『和気の湯』(想像であるが)
和気清麻呂は、幼少から天皇に仕え尽くす様にと親から教えられ育ったとか
因みに姉君は安芸(広島)に流された。権力とはこの様に無残な仕打ちをする。
1200 年前の出来事。温泉観光士は秘湯『和気の湯』を日本最古の秘湯認定。
社格:別格官幣社 祭神:和気清麻呂公、和気広虫姫
参照#和気の湯(鹿児島妙見温泉)