花巻温泉には九つの歌碑がある。その中で、台渓流釜淵の滝に面しているのがこの碑だ。
碑文: 大釜や 滝が沸かせる 水煙
解説:滝の名称から流れ落ちる様を沸き立ち昇る蒸気に見立て季語は水煙。水量の多い夏
巌谷小波:「日本昔話」、「日本お伽噺」、「世界お伽噺」を刊行した児童文学の開拓者。
台温泉街の散策地、散策路を台川上流へとゆるゆる歩くとやがて大きな球岩盤に清水が
ひろげられた様な滝に遭遇する。一寸とした休憩処があり湯疲れを癒すには絶好の場所。
鄙びた台温泉は花巻温泉と違い奥手にこの様な昔の保養温泉地の面影が残る場所である。
記録:高さ約8.5m、幅30m、北上川水系瀬川