映像:真癒の湯の藤島旅館の湯治棟
川渡温泉の藤島旅館は日帰り客で賑わうが、やはり三日三廻りの湯治が主利用客。
大浴場の奥にはご覧の湯治棟がつながっている。宿の掲示版には『自炊の部:湯治
部屋代1,330~2,270(暖房費525~1,050)』スロースパにスロープライスな価格設定だ。
映像:現在も残る羽州街道奥の細道、杉木立の中登り坂、義経が、芭蕉が通った道
川渡温泉から東鳴子、鳴子を抜け山形県に向かう途中、歴史的場所がある。いつも軽く通り過ぎてしまう『尿前の関』。今日は車を降り、トレッキング気分で歩く。松尾芭蕉が弟子曽良を伴い、旅した『奥の細道』の中で丁度この関所が中間地点。ここから山形へ抜け山寺へと向かう。ここは難所中の難所。
又、源義経主従が兄頼朝に追われ、辿りついたのもこの関所、愛児亀若丸が初めて尿をした地から『尿前の関』と言われたとの伝説がある。伝説というより、事実と信じたい。地名とは徳のある方、尊い方の故事から付けられるのが世の常。義経はここを抜け、希望と安らぎの里平泉へと向かうのである…。