映像:本丸虎口の石垣の巨大石。向側の石垣にも同じ様な巨石が設置。
普段、何気に通り過ぎる景観。冬、花も葉も無くなった時、存在感を
増すのがこの巨石(亀石)。下乗橋を渡り、右に折れると右手にある。
威圧と防御の堅牢さを示す、石と木の時代が示す構造物のマジックだ。
解説:戦国時代の城壁で虎口などには巨石を配し訪問・進入する者を
威圧する意味もあり、これだけの大石を設置する力を誇示する。
「虎口(こぐち)」とは城や各曲輪、重要な場所への出入口を指す。
参照#①同じく大石を配置した上田城 ②北のまほろばの城・弘前城
民話の里遠野郷八幡宮。遠野市一帯の氏神様だ。柳田圀男著「遠野物語」に
に出てくる権現様を祀る。東日本大震災では復興支援基地ともなった遠野市
のパワースポットとしても人気があり民話の里を体験できるゾーンでもある。
遠野郷社、八幡神社境内の広い馬場では民話の里に相応しい伝統芸能が季節
毎に繰り広げられる。雪が融けて農事が一段落し、夏の躍動が甦る頃、民話
の里のお祭りは鮮やかな原色のもと人びとが舞う。・・・そんな頃にまた来たい。
社格:郷社 祭神:誉田別尊、大国主神、事代主神、少彦名神、御歳神
祭礼:黒森神楽巡行、篝火シシ舞(八幡鹿踊、湧水鹿踊、板澤しし踊り、白澤鹿子踊)