映像:雪中行軍で遭難した青森歩兵第五連隊の後藤伍長像は生きるパワーを放つ。
指揮官によっては部隊がほぼ全滅するか否かをこの悲劇が物語っている。総勢210
名が青森~田代温泉の雪中行軍演習、片道20km、1月23日より1泊2日の予定の
筈が当時最大級の低気圧で暴風雪に遭遇。部隊は統率を失う中、最後まで斥候を果
たした後藤伍長が起立し仮死状態のまま発見された事象をこの銅像は表現している。
検証:210名の訓練部隊は最終的に11名しか生存しなかった。つまり、訓練で入山
した八甲田山中で199名の命が奪われた。この悲劇は小説や映画化されて多
くの人々の記憶にあるだろう。一方同じ時期弘前の31連隊38名が、弘前~
十和田~八甲田~青森220㌔を一週間で訓練行軍し全員生還している。偶然
とはいえ事前準備、指揮官の在り方等が青森第五連隊とで比較されるところ
参照#映画「八甲田山」
映像:筆者の足は湯面下では見えない。これまでの経験では一番の黒湯。東京都蒲田
温泉、青森県東北温泉、北海道十勝川温泉を凌ぐ、ひょっとしたら日本一かも
遠別町の富士見地区で湧出したものを運んで使用。実色は濃い褐色で、10~20cm
の透明度とされるが実際は5㎝にも満たない。肌触りは、重曹泉らしく強いヌルツル
感があり美肌の湯。この『黒』湯は『癒し』と『安らぎ』の湯と判定した次第である。
【Data】含食塩ー重曹泉 17.2℃ pH8.0 源泉:遠別温泉(もち肌の湯)
浴感:加温が必要だが、温泉と同時に天然ガスも湧出し、環境を破壊していない