映像:小説『草を刈る娘』の舞台となった岩木山の麓に石坂洋次郎の石碑が建つ
石碑とはこんなに偉人の偉業を発露させるものなのか。全国の温泉観光地を訪ねて
思うものである。我故郷、岩木山の石碑も又、感動のモニュメントだ。小説の映画
化でヒロイン役:吉永小百合(18歳)がこの地でロケしたこと、我青春の証しだ。
小説:『草を刈る娘』より
『岩木山の南側になだれた広い裾野も津軽平野の中に散在する五、六ケ村の
草刈り場になっていた。・・・一里ばかり離れた所に温泉も湧いており少し
早めに晩飯を済ませると、ゆっくり温まって来ることもできたので・・・・・・』
所感:津軽の文化
村の娘たちと若者がこの草刈り場で出会い、背よりも高い草むらでの秘め事は何も
ない時代の一瞬のときめきであった。眼下の白神の山々は、小説『青い山脈』のイ
メージ舞台。その後NHK大河ドラマ「いのち」のロケ地。津軽は全国区の文化を有す。