お湯の国 日本

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夏目漱石( 春の川を ・・・ 京都木屋町)

2019年11月15日 |   ✑歌碑句碑 紀行

Ⅿemoir:漱石句碑 京都木屋町御池の旅館「北大嘉」での発句 2009.12.20撮影

生涯四度の京都旅。その最期の旅で出逢った祇園の女将を思い成した句だという。
時は明治、今の様にスマートフォンのない時代。SNSで伝える事も出来なかった。
木屋町の宿から鴨川の向こう祇園の女へ誰が見るとも分からないからさり気なく

碑文(木屋町に宿を取っています。川向の御多佳さんに)

   春の川を 隔てゝ 男女(おとこおみな)(かな)  漱石   

解釈:川向うの宿におります。お話したいことがあります会えないでしょうか
解説:現代でいったらスマホでLINEメッセージだろう。しかし、誰が見るか分か
   らないから、宿でまってるというメッセージなのかもしれない。気がある
   なら直ぐ訪問するのだろうが、無いなら今でいう「既読無視」なのだろう。

参照#①京都の温泉と言えば、豆腐懐石の後の一湯「嵐山温泉」が思い浮かぶ
   夏目漱石も又、恋多い青年であった。旧制五高教授時代のエピソード


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