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開花速報:自宅の小さな庭に、クロッカスが咲いた。黄色と白
そして紫。これまでグレーの庭がようやく春めいてきた。
(過去の記事:クロッカスに関する寺山修司の短歌2015.03.15)
寺山修司記念館では特別展が開催されていた。寺山修司の元妻
良き理解者である九條今日子が亡くなった回顧展である。愛し
た女性と寺山のほのかな交情が偲ばれ寺山修司の光と影を観た。
短歌:歌集「血と麦」(1961年)より
『きみが歌う クロッカスの歌も
新しき家具の一つに数えむとする』
解説:昭和の啄木とまで言われ歌人でもあった劇作家寺山修司
の新婚当時の短歌である。愛する妻九條が口づさんだ歌
をモチーフに二人の幸せなひと時を文字で紡いだ佳作だ。
花言葉:青春の喜び、切望、黄のクロッカスは「私を信じて」
花感:花言葉は「私を信じて なのだが」、花の命が短すぎ、気
がつくと萎んでいて、残骸が痛々しい。切ない花だった。
参照#寺山修司 (前衛芸術・歌人) 探訪紀行