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小林一茶という俳人は中々の苦労人。結婚は52歳が初婚である。信州の出は江戸で
は必ずしも持てたとも思われない。やはり、女性に縁遠かったのだろう。その奥手
が結婚の途端旺盛な性の営みだというのも面白い。その絶頂52歳の時の句作である。
句碑:俳諧寺に数基ある歌碑の一つ
『 おらが世や そこらの草も 餅になる 』 (一茶)
解釈:52歳まで苦労して、ようやく俳諧師という頂点に立ち、財産相続も一段落し、
何よりも28歳という24歳も若い妻を娶り草さえ餅に変える程の幸せの絶頂期。
なんともめでたい句である。将に一茶にとって「おらが春」を歌った句である。