映像:山頭火の歌を題材の版画家小崎侃の作品(海望荘パンフレットより)
放浪の歌人山頭火はここ島原も訪れている。種田山頭火は定型
に拘らない歌人である。学生時代に感じたのとは違う味わいだ。
『 さびしくなれば 湯がわいている 』 (山頭火)
彼もまた島原の悲劇と、雲仙の温泉を体験し深い感慨を覚えて
この歌を残したのだろう。他に次のような句も書き残している。
『つかれも なやみも あつい湯に ずんぶり』
参照#①種田山頭火(放浪の俳人)探訪紀行
②山頭火が歌った温泉地と思われる「島原温泉 海望荘」
参考:版画家小崎侃の作品は島原半島根愛野市の山本美術館で
常設展示。今回弥次喜多道中で立寄る事が出来なかった