素性の良い1600GTV 伊藤忠の輸入第一号車
レストア方針が決定したことはすでに述べました。
果たして進行状況を当ブログにアップして良いものか、もちろんオーナー様に打診します。
今回はオーナー様に快諾して頂き、スローペースになると思いますが少しずつアップしたいと思います。
少し問題があるとすれば、更新が滞った時にオーナー様からサボッてると白い目で見られることであります。
タイムリーにもオーナー様から本日打診がありました。
決して今まで放置していたわけではなく、パーツ集めをしていたのです。
ショップの台所事情で通例この類の作業は、日常整備の合間になりますがK工場長は何をやらせても超早い人であります。
最初の一歩はフューエルタンクを交換することです。
旧車の鬼門はタンク内の錆です。
ほとんどの個体がタンク内は錆だらけと言って過言じゃないでしょう。
この1600GTVも記録を辿ると何回もキャブをOHしています。
今回も何とか自走(キャリアに積む)で陸送をするために、友好ショップで簡単にキャブをOHして貰いました。
到着後は好調でしたが、すぐに電磁ポンプに錆が詰まってエンジン始動不能になりましたw。
錆と言うより土石流?
これでは何回キャブをOHしても同じです。
幸いにも新品のタンクが比較的リーズナブルに手に入ります。
ユニットも交換
記録を辿ると、こちらも交換してありましたがフロートがダメなのと錆まみれなので交換しました。
タンクをリニューアルしましたのでエンジンは問題なく始動出来るようになりました。
最初の一歩の理由はこういうことでした。(押すのは辛いw)
Rrサスを分解の図
パーツが揃いましたので、痛んだブッシュを交換します。
更にブレーキ変更の為にRrアクスルも後期型にASSY交換します。
この辺りは手慣れた作業ですからノープロブレムです。
ここから少々余談ダス
先日来店されたTSMのS氏がこの1600GTVを見てナカナカ良い評価を下されました。
ちょっとDrの構想と異なったことがありました。
シート(純正レザー)はこのままが良い? (現物は画像よりもヤレてる)
これはS氏が指摘されました。
DrとしてはDrマジックでもう少し新品に近く仕上げたいところでした。
確かにS氏のご指摘もごもっともだと思います。
なんせ、門外漢にはわからない綺麗なエランのシートを見て糸がオリジナルと違うと言われたのはS氏でありました!。
一つ言えるとしたら張り替えはしないほうが良いと言うことでしょう。
後は外観を新車並に仕上げたときのバランスです。
Drの構想はこのバランスを考慮しての構想でした。
S氏自身は完璧なオリジナル派ですが、メカ部分は拘らないと言われました。
これにはDrも右に同じです。
例えば、エンジンルームの光景がオリジナルと違うのは気に入りましぇん。
(エアクリーナーが違うとか)
この1600GTVもプアーなダンロップブレーキを捨て、後期のATEに換えます。
クラッチも機械式から後期の油圧式に変更します。
少なくとも見た目は変わりましぇ~ん(笑)。
(続く)