
New Fiat 500C Twin Air POP 5MT イエローは正規に無い
震災の非常事態の時に入港してしまった500Cですが、何とか手元に届きました。
今回の500Cはちろんお客様のオーダーで輸入した個体です。
塗色に関しては正規輸入にないというご希望で黄色になりました。
とても鮮やかな黄色で500に良く似合ってると言えましょう。
参考迄に正規物の塗色は4色しか選べましぇん。
しかも、色目自体は赤と白のみで、それぞれソリッドとメタリックが選べるという変な選択肢です。
これでは、顧客からは大いに不満が出るでしょう


トップを最大限に開けた図
かって500Cは輸入しましたので、エンジン以外の箇所は同じです。
変速機はデュアロジックならぬ5速MTです。

注目のツインエアーエンジン
まもなく正規物もツインエアーが輸入されるとのことで、すでに入港済みとの噂もあります。
しかし、実物を体験した人は限りなく居ないようです。
Drは先陣を切ってこのツインエアーを評価します。
(責任重大かもしれましぇんw)

早速試走の図
排気量はわずか875ccの二気筒ターボ付きです。
馬力は85ps/5500rpm、最大トルクは14.6kgm/1900rpmというスペックを先ず念頭におきましょう。
結論から言いますとこのツインエアーはまさにバイクのようなエンジンでした!。
とにかく回転の上昇が軽い(軽すぎる?)のです。
回転計を見ると並のエンジンよりも2,000rpmくらいも上を回ります?!。
つまり、せいぜい3,000rpmくらいだろうと思って回転計を見ると5,000rpm付近を指してるじゃあ~りませんか!。
それだけ軽快かつストレスなしに回るエンジンです。
異常に良く回る物のトルク感は感じられません。
正直なところ低速トルクは弱いというのが第一印象でした。
しかし・・・。
最大トルク 14.6kgm/1900rpm
このスペックを俄に信じられないDrは結論を出さずに、乗り直しましたw。
頭貝割れ大根状態のDrは人様がこのツインエアーをどう評価しているのか気になりました。
しかし・・
記事がありましぇ~ん!

唯一、ググッて発見したのはWebCG様の試乗記でした。
しかし、こちらの担当記者ももうひとつ的を得ない表現のようです。
もしかしたら自信がなかったのかな~なんて失礼ながら思いました。
(気持ちは解らぬでは無い)
やむなくDrは冷静になりいつもの試乗コースを何度も周回しました。
最終的な結論は明らかにトルクよりも回転で稼ぐタイプだから錯覚してしまうのでは無いかということです。
14.6kgm/1900rpmは発揮してるのだろうということで自身を納得させました

Drのかっての体験ではアルファ33/16Vとスマート(スペック似ている)の特性に近い物を感じさせました。

押し忘れたEC0ボタンw
こちらもテストし忘れたので翌日持ち越しの再テストとなりましたw。
ECOモードでは、最大出力が77ps、最大トルクが10.2kgmに抑えられて燃費は30%も改善されるとのことです。(1.4比)
かなりのパワーダウンを懸念したのですが、そうでもなく割と普通に乗れました。
燃費至上主義の方はジャンジャンこのECOボタンを押して下さい(笑)。
信号待ちでいきなりエンストして壊れたかと思いましたが、例のストップ&ゴーシステムが装着されてました

こちらは、エンジン停止時にギアを入れようとクラッチペダルを踏めば即時にエンジン始動出来ます。
しかし、あまり気持ちの良い物じゃありましぇん。
このツインエアーはオリジナルの空冷二気筒を彷彿させるような味付けをしてあります。
元祖がバタバタならツインエアーはパタパタという若干洗練されたノートです。
レッドゾーン目がけてバイクのように軽快(過ぎる?)に回るエンジンは異色と言えば異色ですが、大いなる楽しみと言えます。
それは、かって存在した小排気量の小型スポーツ車のように、シフトをこまめに選択して走るという楽しみなのですネ。
更に、この二気筒独特のフィーリングが楽しさに拍車をかけてくれますから!。
いみじくも、このツインエアーは正規輸入元様も楽しさを前面にPRするとのことです。
こちらはDrと意見が一致したようです(笑)。
過去の参考記事
FIAT500 Twin Airを受注開始
FIAT 500C Twin Air
現地から二台出港の図