
着手前の画像
1600GTVの修復メニューはオーナー様と協議が出来て進んでおりますが、一点Drの構想と食い違いがありました

それは決して重要項目では無く、いわば嗜好の問題でありました。
Dr;フェンダーミラーとフォグランプは取っ払った方が良いと思いますが。
お客様;そのままにして下さい。
Dr;

Drが外したいという根拠はオリジナル状態と言えばそれまでなんですが、ミラーに関してはフェンダーのラインをスッキリと見せたいこと、フォグに関してはせっかくの三本ヒゲが隠れてしまうのが惜しいと思ったからです。
お客様のそのままが良いという根拠は推測ですが、初代オーナー様に敬意を表して当時の状態を触りたくなかったのではと思います。
又、当時の少々レトロチックな雰囲気がお好みなのかもしれません。
このご意見(推測ですが)はごもっともだと思います。
当時の輸入車のイメージからは決して非難される理由もありませんし、これが当時のオリジナルやと言えなくはありましぇん。
最早、どちらがオリジナルか混乱します(笑)。
では、ちょっと検証してみましょう


先ずフェンダーミラーを外してみた (Photoshop by Dr)
確かにフェンダーのラインは生きてきますが、巻頭画像のミラー付きも大袈裟ではなく好感が持てます。
これは五分の勝負としましょう(笑)。
但し、このフェンダーミラーはアレキサンダー製(英国)と思われます。
たぶん同一品を入手は困難と思われますから、類似品を探す必要があります。
(それなりにヤレてますので)
もしかしたら、探すのが面倒なので取っ払いなさいと提案した可能性もありますネ(笑)。

キャレロのフォグランプ
当時もこのようなスタイルも散見されましたから、これはこれで味というものです。
ただ、錆が出ていますのでこちらも要交換です。
探すのが面倒ということはもちろん

ミラーもフォグも取っ払ったw
画像の加工がうまくいきましぇ~ん

ちょっと淋しいでしょうか?。
Drはあくまでも請負人ですから決してクライエント様に好みの押し売りはしません。
それが機能を左右するものなら別ですが、趣味嗜好の問題であります。
こういう場合は難しい理由付けは不要です。
早い話が・・・(早くないw)
お客様は神様です
