
納車即UターンのGTV

納車直後にお客様から電話を頂くことがある。
納車直後と言うことは、早い話が帰り道である。
この日は地方の常連様が買って頂いたGTVを引き取りに来られたのだが、ものの30分後
くらいに電話が掛かって来た。
不吉な予感w
かのうようなことは正直稀にあることである。
チャージランプが点きました。
不吉な予感と言うのは当たるものであ~る

場合によっては無理やり帰って貰う場合もあるのだが、家路は遠いうえに、大事に
至る予感ダス

やむなくUターンしてショップに戻って来て貰うことにした。
予感は当たり、ショップの3km程手前で力尽きてエンジンストップした


救援後に調べてみたら、やはりオルタネーターが崩御していた。
お客様にもよく言うのだが、電気系は読めないから、突然死はありうることだと。
お客様はよ~く理解されている方だったので、怒り狂うということは全然無くて、
むしろフレンドリーである。
結果論ながら、納車前に壊れていたら、ご迷惑は掛けることがなかったのだが、
やむを得ないと言えよう。

難儀な脱着作業

オルタを外すのにエキパイ、ドライブシャフト、メンバーと外す必要があるw。
かっての悪しきイタ車の整備性の見本のような固体だ


崩御したオルタネーター BOSCHE製120A
通常は電装屋にO/H依頼すれば、比較的リーズナブルに直るのだが、最近はパーツが
異常に値上げされてるから、リビルト品を買うのと変わらないらしい。
BOSCHEはどうもリビルト品を売らんがための単品パーツ値上げらしい

純正新品はなんと15万円と天文学的な価格である


代替マレリーの新品

善後策として比較的お財布に易しいマレリー製(120A)をGETした。

組付け中の図
以上、作業はもちろんクレーム扱いというのは当然だ。
かって、関東の専門店で同じく帰路にタイミングベルトが切れてバルブクラッシュ
したお客様に・・
不運でしたね、修理代は○○十万円です。
・・・と平気で言う店主が居たが、そのショップは今はないw。
それはともかく、帰路のお客様からの電話は心臓に悪い

かって、その対策を考えたことがある。
■電話に出ないw
■店仕舞いするw
以上の方策は一時しのぎに過ぎないし、信用を無くすだけだろう(笑)。
かのような、電気系の突発的なトラブルも、真摯に対処させていただくのは当然
であるが、何卒穏便にと、ご理解を頂きたい次第であります。