Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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由々しき修理 (番外付)

2014-12-19 09:53:57 | 修理日記

IN(吸気)→EX(排気)はエアーのフロー方向          クリック拡大

エンジンをO/Hしたことがある人なら変であることがお解かりでしょう。

混合気の流れ方向とピストントップの矢印が反対向きです 

このフロー方向とピストン矢印は合わせるのが原則です。

その理由はピストンピンがオフセットしてるからに他なりません。

間違っても、致命的なトラブルにはならないようですが、異音やオイル食いにパワーロス等
の要因にはなる可能性があります。(PF氏談)

シリンダーヘッドを下ろして、偶然発覚したのですが、修正することにしました。

ピストンの向きを変えれば済むことですが、そう簡単ではありません。


オイルパンを外す                       イメージ画像

コンロッドを外して、ピストンはヘッド方向に抜くことになります。


ピストンを外した状態ダス               イメージ画像

この後180°ピストンの方向を変えれば、正常な向きになります。

しかし、かのようなミスはちょっと考えられないのですが、前作業者は矢印の意味を
知らなかったでしょうか?。

シリンダーヘッドをすでに外してるので、作業はまだ救われます。

余談ですが、アルファのウエットライナータイプはエンジンを全バラしなくても、ピストン
&ライナーを交換できます。

Drは個人的にズボラO/Hと呼んでますが、低コストでパワーアップ出きる事は間違いない
ですw。

オイル漏れやメタル損傷等が無ければ、この手法も個人的にはありかと思います。



番外積載車が壊れた編 

年代物の我が積載車が出動しようと思ったら、冷却水漏れが発覚しました。

原因はウォーターポンプ軸受けからの漏れでした。

ポンプは消耗品ですから、やむなしと言えば、やむなしです。


ポンプ交換の図                   担当フレンドリーK川

トラックはキャビンを上げれば、かのようにエンジンが丸出しになりますから、整備性は
乗用車の比ではありません。

当ショップでは運転手も整備士ですから、オールセルフで賄えます(笑)。

トラック修理も4tくらいまでなら、ベテランが二人居ますので、お任せ下さい 







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