
IN(吸気)→EX(排気)はエアーのフロー方向 クリック拡大
エンジンをO/Hしたことがある人なら変であることがお解かりでしょう。
混合気の流れ方向とピストントップの矢印が反対向きです

このフロー方向とピストン矢印は合わせるのが原則です。
その理由はピストンピンがオフセットしてるからに他なりません。
間違っても、致命的なトラブルにはならないようですが、異音やオイル食いにパワーロス等
の要因にはなる可能性があります。(PF氏談)
シリンダーヘッドを下ろして、偶然発覚したのですが、修正することにしました。
ピストンの向きを変えれば済むことですが、そう簡単ではありません。

オイルパンを外す イメージ画像
コンロッドを外して、ピストンはヘッド方向に抜くことになります。

ピストンを外した状態ダス イメージ画像
この後180°ピストンの方向を変えれば、正常な向きになります。
しかし、かのようなミスはちょっと考えられないのですが、前作業者は矢印の意味を
知らなかったでしょうか?。
シリンダーヘッドをすでに外してるので、作業はまだ救われます。
余談ですが、アルファのウエットライナータイプはエンジンを全バラしなくても、ピストン
&ライナーを交換できます。
Drは個人的にズボラO/Hと呼んでますが、低コストでパワーアップ出きる事は間違いない
ですw。
オイル漏れやメタル損傷等が無ければ、この手法も個人的にはありかと思います。

番外積載車が壊れた編

年代物の我が積載車が出動しようと思ったら、冷却水漏れが発覚しました。
原因はウォーターポンプ軸受けからの漏れでした。
ポンプは消耗品ですから、やむなしと言えば、やむなしです。

ポンプ交換の図 担当フレンドリーK川
トラックはキャビンを上げれば、かのようにエンジンが丸出しになりますから、整備性は
乗用車の比ではありません。
当ショップでは運転手も整備士ですから、オールセルフで賄えます(笑)。
トラック修理も4tくらいまでなら、ベテランが二人居ますので、お任せ下さい
