Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

現代陸送事情

2016-07-01 08:57:43 | 雑記帳

遠路長野から到着の不動SZ

我々クルマ屋にとって、欠かせないのが商品車の輸送手段である陸送であります。

今や、陸送会社は業者のみならず、一般ユーザーにも引越しなどを含めて積極的にPRしています。

今回は陸送のメリットをちょっとレクチャーしちゃいます 

自走か陸送か?

例えば、我が地である京都~東京間での輸送を自走と陸送の場合を比較してみましょう。

●自走の場合は・・

■ 往路 新幹線のぞみ 8,210円
■ 復路 東名名神   11,400円
■ ガソリン代      4,500円(燃費で変動)

■ 合計         24,110円   

●大手陸送会社依頼の場合は・・

■ 20,000~30,000円(※)

 届け先が個人か業者(クルマ屋関連)で異なる

業者間の陸送は意外に安くほぼ関東圏であれば、20,000円前半くらいで運んでくれます。

これに対して、個人届け(又はピックアップ)では5,000円アップです。


以上を勘案すると、自走も陸送も差ほどコストは変わらないことになります。

しかし、ここで重要なのは、自走は少なくとも8時間は時間と労力を費やすことになりますので、丸一日は潰す
必要があります。


更に、自ら運転のリスクとストレスも相当なものです。

これに対して、陸送業者依頼は、電話一本するだけのノーリスクで、拘束時間は皆無です。

ほぼ同じコストであれば、どとらがお徳かは明白なんですネ!。

お奨めは、大手陸送業者の営業所(CS)留めです。

こちらは、少々手間ではありますが、業者間の陸送費用で運んでくれますから、お近くにCSが存在すればお薦めです。

懇意の町工場やガソリンスタンドも業者適応内ですから、うまく頼めばお得です。


全国ネットの大手陸送業者

こちらの見積もりコーナーは意外に高かったのは個人をターゲットにしてるからでしょう。

陸送業者と取引のあるショップ依頼されるほうが、随分とお財布に優しいから注意しましょう。



お得な都市間混載便                         イメージ画像

お財布に優しい陸送は、もちろん実動車であることが絶対条件となります。

これに対して不動車は、極端にお財布に優しくない条件となります。


長野から当地まで5桁万円~

不動車が、お財布に優しくない理由は明白です。

実動車はトレーラーに自走混載できますが、不動車は一台積みのローダーで走る必要があるからです。

関連して、最近は任意保険に救援サービス特約がポピュラーになりました

手厚いサービスでは以下のようなものがあるようです。

■ 100~500km(※)まで無償陸送
■ 10万円無償コース
■ 15万円無償コース


 契約で距離は異なる

(↑画像のSZはなんと無償にて運んでくれた!)

10~15万円コースは救援レッカー(ローダー)のコストの補償可能な上限額です。

適応額内であれば、修理工場への搬送は元より、修理後の自宅へのお届けにレンタカー費用までサービスという
手厚いサービスです。

ここで、ちょっと気になったのは適応額内なら、ご自身でのチャーターも認める保険会社と認めない
保険会社
があるようです。

後者はどちらかいうとショボイ保険会社で、明らかに運べる距離を認めませんから、やめたほうが懸命です。

最近例では、東京より不動車を京都まで10万円あれば運んでくれる業者が居るのですが、その業者をこちらでチャーター
することを認めない保険会社がありました。

保険会社チャーターでは名古屋までも無理というじゃあ~りませんか! 

同じ10万円コースでも確認したほうが良いですね。


以上、同じ陸送費用でもお財布に優しい場合(実動車)とそうで無い場合(不動車)レクチャーしました。

実動車であれば、お財布に優しいはずが、そうでないケースが出てきました、。

陸送会社は固体により差別化を図るようになったのです。


スーパーカーは差別化

車高の低いフェラーリ等のスポーツカーを割高運賃を設定し始めたのです。

もちろん、末端ユーザーにこのコストは転化されてるということです 


未だに届かない11538SPIDER 

AAからの陸送なんですが、陸送会社とひと悶着ありました。

昭和のクルマは割高運賃になります!アホ言うな 

曰く、旧車の年式に加えて、セルモーターが怪しいから、一台積みローダーが必須だと言うじゃあ~りませんか!。

提示された輸送料金は、5桁万円を超えておりました 

一台積み必須の理由は、混載の場合は数回中継地点での上げ下ろしがあるからだそうです。

一応、条件付のダイレクト便(混載)で話がついたのですが、この後SPIDERはエンジン始動できずに会場からも出せない
という事態になりました 

協議の結果、出品店負担で、デル御大のところに運んで貰い応急修理を依頼しました。

しかし、セルは交換しても、エンジンが時折ロックして異常音を奏でてるというじゃあ~りませんか(泣)。

せっかくの期待の11538SPIDERはレストア以前に難局を迎えております。

ワテの11538SPIDERは何処へ? 



話がそれましたが、ショップ扱いの微妙な年式のイタ車では、不動になるときはなります。

少々コストが発生しても、出来る限り手厚い救援サービス特約の任意保険をお奨めしたいと思います 









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする