
伊藤忠物 RHD ツルピカ

他店購入車ですが、何度かご来店いただいてるジュリア2000GTVです。
全体的にコストを掛けてレストアしてあり極上車に仕上がってます。
プロ的観点からは、コテコテな厚化粧ではなく、全体にスッキリとした仕上がりは好感が持てます。
外内装の状態もバランス良く、作者のセンスを感じ取れるというものです。

伊藤忠仕様のヘッドライトとサイドマーカー ミラーはベレG用
基本的にオリジナルな仕上がりは好感が持てます。

赤ステッチのシートはノンオリジナル? なんとインダッシュクーラー!
ダッシュはリペアーしてますが、Drと同じ手法でありました


そつのないエンジンルーム クーラーに注目?
全体的に好調のようですが、オーナー様は現在進行形であるファインチューニングエンジン(by PF氏)に並々ならぬ関心を
お持ちのようでした。
こちらは完成したら、一度お見せする約束をしました
実は、この固体に関してDrが最も興味を持ったのはクーラーの取り付けなんです。
その理由は、現在も同型2000GTVにクーラー取り付けを依頼されてますし、更にもう1台も依頼される予定があります。
伊藤忠オリジナルのパーツをかき集めて取り付けてきましたが、何れは底をつくことは十分に予想されます。
従って、底を突かないオリジナルなクーラーの開発が望まれます。
この固体の手作りクーラーをちょっと検証させて頂きました。
クーラーに興味の無い方はご遠慮なくスルーして下さい。

苦労のテンショナー?
基本的には、シリンダーヘッドに角を付けてマウントを固定するのは伊藤忠と同じです。

シンプルな固体方法
マウントは二分割になっており、合体は長穴ですから、アライメントの調整は簡単です。
ダイナモからのステーも省略されており、強度はともかく製作は大いにラクチンだと言えましょう。
これに対して、伊藤忠式はもう少し複雑で、コピーするのもコストが掛かりそうです。

伊藤忠の一体型マウント

ダイナモからの保持ステー

ダイナモの取り付け延長ボルト(保持ステーを挟むので)
基本的に、コンプレッサーの取り付けはこの三点です。(伊藤忠式)
この支持ステーの有無は役立ってるようで、下部のブッシュが飛んでることが多いですから、無くても構わない
ような気もします。
製作コストを抑えるなら、出来る限りシンプルに部品点数も少ないほうが良いです。
低コストで量産できるジュリア用クーラーはあるに越したことがありませんが、年に一台も需要がありませんから
たぶん自己満足で終わる可能性は高いです

しかし、夢はあったほうが宜しいかとは思います
