Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
個別連絡は075-934-0282までお願いします。

旧車はスンナリ行きましぇん その2

2012-08-03 09:31:06 | 修理日記

納車準備中の1750と2000GTV

あと少しで納車というところで、色々とトラブルが発生した2000GTVでした。

やはり、旧車はスンナリとは納車させてくれないわけです。

しかし、オーナー様の手元に渡ってから壊れるよりも、納車前に出来るだけ壊れた
ほうが良いのですよ、川崎さん! 

そういう理由で、納車をわざと遅らせてるんですと言えば、嘘くさいですね(笑)。

前回のリポートから、更に壊れました


ラジエター水漏れ発覚

こちらはラジエター屋でO/Hして貰い、事なきを得ました。

昔の鉄製のラジエターは修理が出来るので救われます。


クーラー配管が破裂

ケーラー付きでなければ、余計な作業をしなくて良いなんて怨み節はご法度ダスw。

付いてるものは素直に受け入れましょう(笑)。

こちらも、新製して何とかなりました。

日立製クーラーはさすがに良く効き、この猛暑にも快適です


チャージランプがボンヤリと点灯

古くなったジュリアによくある症状です。

ボンヤリ点灯はチャージしてるのですが、精神的には良くありましぇん。

配線老化と電位差で、旧式な機械式レギュレター付車に起きる症状です。

このままオーナー様に説明して現状で納めるか悩みましたが、クラフトマンシップ(関係ないかも?)
なDrの沽券にかかわります。


純正IC仕様オルタネーター(75用OH済)に換装

国産品でも機能上は問題無いのですが、やはり見栄えを考慮すると純正品です。

この固体はクーラー付きなので、低速充電量の豊富なIC仕様が望まれます。

もちろん、チャージランプは点かなくなり、一石二鳥の効果であります 


純正ステアリング交換シリーズ?

少々草臥れた純正品を更に綺麗な手持ちと交換しました。


ウ~ン、マンダム(意味不明w)

後は細かい配線の手直し等で、何とか納車体制が整いました。

出るわ出るわの最後のトラブルには参りましたが、オーナー様の手元に渡ってからも
壊れることはあります。

なんせ、40年前の固体ですから仕方ありません。

そういう場合は何度でも手直しはさせていただきますので、ご安心あれザンス

この2000GTVは本日オーナー様にお届けします


        

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電圧降下にご用心

2012-08-02 09:32:48 | 修理日記

1985yジュリエッタ(type116)

夏になると増えるのが、エアコンを始めとする電機周りの修理です。

アルファでは75辺りからは特に問題ないのですが、過渡期とも言えるそれ以前のモデル
です。

即ち、変に電機仕掛けが装備されたモデルということです。

特にメーカー装着のエアコンが秩序を乱していることになりますw。


風量が弱すぎ

冷え以前に扇風機なら微弱くらいの風量ではお話になりましぇん。

検証すると、ブロワーモーター以前に電圧ドロップしていることが判明しました。

原因は配電ボックスや配線の老化で電機がまともに流れてないのです。

ジュリエッタの場合はバッテリーから直接電機を引きなおすことで解決しました。


亀のように遅いパワーウインドウ         GTV6の例

ジュリエッタと同年代のGTV6にも病状が認められるようです。

無負荷であっても亀速度のパワーウインドウに加えて、エアコンをONすれば、ウインカー
も出なくなりました

更にワイパーも同様な症状を呈しているようです。


リレーを追加              賑やかでスイマセンw

ジュリエッタと同じ理由で電圧降下が元凶です。

老化した電機経路を修復するのは事実上不可能です。

こういう場合は、人間と同じように、

バイパス手術ダス!   

老化した電機経路をカットして、新たに配線を引きなおすということです。

これは特に珍しくはなくて、昔からある手法です。

GTV6のパワーウインドウは5倍は速度が上がりました


PWがSTDのGTV6

この年代のアルファにお乗りの方は要注意ということになります。




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AR ジュリエッタ1.4 16V TB 170PS MultiAir Exclusive

2012-08-01 10:27:43 | 並行輸入車礼賛

これから試走する

昨日ショップに到着しました並行輸入のジュリエッタです。

オーダー頂いたのが3月下旬ですから、おおかた4ヶ月~で少々遅れてました
(最近の納期は早くて3.5ヶ月)


ノーマルアピュアランス

ベストセラーのジュリエッタですが、この固体は少々出で立ちが違います。

今までのオーダー車(QV除く)は全てパックスポーツ仕様でしたが、珍しくノーマル仕様です。

そして、ソリッドブラックもお初のオーダーカラーです。


17AW+225/45コンチネンタルコンタクト3

パックスポーツでなくても、EXCLUSIVEでは17AWが標準となります。


6MT仕様             レザー/ファブリックシート(ブラックステッチ)


名作マルチエアー170PS

ノンエアロの為に一見腰高に見えますが、車高はパックスポーツ仕様とは変わりません。

正規物スプリントとコンペはサスが違うと公表されてますが、両車とも車高は
同じスペックですから、果たして本当なのでしょうか?。

事実、走行フィーリングは変わりませんでしたが、心持ち、よりしなやかさを
感じたのはコンチネンタルの恩恵かもしれません。


いつも忘れるDレンジw

今回はキッチリとパワーレンジの差をテストしてみました。

結論は、通常走行ではNレンジで必要充分のパワーでした。

Dレンジであれば、倍くらいのレスポンス&パワーになります(笑)。


酷暑にも拘わらず、ACはビンビンで快適でした。

軽いクラッチと軽快なシフトにしなやかな乗り心地&ハンドリングと、
従来のアルファに較べると欠点がありません。

もちろん五感に訴えるフィールもかなりのものです。(イタ車重要ポイント)

DrはこのNEWジュリエッタをイタ車のVWゴルフと言いたいです!。

言っておきますが、平凡と言う意味ではありません。


このジュリエッタはまもなく海を渡り納車します。

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