安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャズ喫茶「パス・モンゴメリー」(長野県飯田市)を訪問。モーニングをいただき、ジャズを楽しみました。

2024-12-01 19:30:00 | ジャズ喫茶

渋滞や事故を引き起こしていた、中央道岡谷ジャンクションの工事が、ようやく11月29日に終了しました。そこで、早速、飯田市のジャズ喫茶「パス・モンゴメリー」を訪れました。

約1年ぶりでしたが、マスターとお店の常連のMさんが迎えてくれました。早い時間だったので、モーニングサービスを注文。美味しい珈琲を飲みながら、秘蔵のヴォーカル、ジャズのレコードを楽しみました。

お店の外観。駐車場には、車が4台停まっていました。

入口。「モーニングサービス」という看板が見えます。

店内。入口の近くの方です。

10インチのオリジナル盤が展示してあります。

店内。スピーカーやレコード棚があり、右手にはオーディオ機器、厨房があります。

ピーカー:JBL S3100MKⅡ。アンプはマッキントッシュを使っています。

モーニングのセット。

ヨーグルトも付いています。

追加で、珈琲(ゲイシャ)を注文。美味しい。

まず、ペギー・リーの「Black Coffee」(10インチオリジナル盤)がかかりました。

   

ペギー・リー「Black Coffee」(10インチ)。僕は探しているのですが、なかなか状態の良いのが出てきません。

    

次に、僕が持参したシビル・シェパードの「Vanilla」をかけていただきました。ヴォーカルもさることながら、フィニアス・ニューボーンのピアノが素晴らしい。 

   

デューク・ピアソン「Dedecation」(Prestige)。これは内容が良くて、ほしくなりました。

ジャズやオーディオの冊子に加え、地元の飯田市関連の冊子や本があります。

レコード棚の前に飾ってあったのはウェス・モンゴメリーの最近の発掘盤レコードです。

発掘盤レコードのFullhouse(3枚組)。CDでは持っていますが、買おうかどうしようか、僕は迷っているものです。

JATPのオリジナル盤。見せていただきました。パス・モンゴメリーには、1万枚以上のレコードがあり、しかも、オリジナル盤が多いです。

こちらもJATPのアルバム。

ロゴ。目の保養になりました。珈琲や飲食物が美味しく、ジャズやヴォーカルのお話もできるので、また訪れたいお店です。

【パス・モンゴメリー(PASS MONTGOMERY)】

住所:長野県飯田市山本646−5
電話:080-5109-1176
営業時間:9:00~16:00 (季節によって異なるので、確認してください。) 
定休日:火曜日、水曜日
ホームページ:パス・モンゴメリー (PASS MONTGOMRY) - 飯田/カフェ | 食べログ


前橋市のジャズ喫茶「木馬」訪問と、モダンジャズカルテット(MJQ)の写真を使った2025年木馬カレンダー。

2024-10-28 19:30:00 | ジャズ喫茶

先日、前橋市のジャズ喫茶「木馬」を訪れました。来年(2025年)の木馬カレンダーが出来たというので、それを入手しに寄ったものです。土曜日の午後だったためか、数名のお客様が入っていました。

2025年の木馬カレンダーは、MJQとローリンド・アルメイダ(g)が写った写真を使ったものです。さっそく、安曇野市宅で飾ってみました。マスターとレコードの話も出来て、有意義な時間でした。

木馬外観。駐車場が一杯です。

店内。テーブル席にもお客様がいます。

アルテックのスピーカー

「珈琲と活字」とい前橋のミニコミ誌(フリーペーパー)に「木馬」が掲載されていました。

木馬の記事

根岸マスターは、ジャズのレコードなどについて書いた文章を、店内で配布しています。参考になることが多いです。これは、定番ピアノ・トリオをモノラル盤で聴いてみようという内容。

入店時には、モーガナ・キング(vo)の日本製作盤がかかっていました。

続いて、ロレイン・ゲラー(p)の「AT THE PIANO」。木馬のオーディオシステムで聴くと、ベース、ドラムがきちんと出て、ピアノも含めて素晴らしいピアノトリオに聞こえました。僕も持っているので再聴します。

ベン・ウェブスター(ts)「SOULVILLE」。オリジナル盤です。

(2025年木馬カレンダー)

マスターが撮影したもの。左から、パーシー・ヒース(b)、ミルト・ジャクソン(vib)、ローリンド・アルメイダ(g)、ミッキー・ロッカー(ds)、ジョン・ルイス(p)。ミッキー・ロッカーは、MJQのオリジナルのメンバーではありません。

安曇野市宅で飾ってみました。カレンダーの左右には、レコード。右側が、MJQとローリンド・アルメイダ「Collaboration」(Atlantic 国内盤)、左側は、MJQ「No Sun in Venice」(Atlantic  再発輸入盤)。せっかくなので、「Collaboration」を聴きました。


渋川市の「カフェ・フロントロード」再訪、持参したレコードを聴かせてもらいました。

2024-10-22 19:30:00 | ジャズ喫茶

先週の土曜日に群馬県渋川市の「カフェ・フロントロード」を再訪しました。営業が、土日の13時から20時と限られているためもあるのか、お店滞在中にお客様が4組も出入りし、既に人気店になっていました。

自宅からよく聴いているレコードを持って行き、2枚かけていただきました。特に女性ヴォーカルやトロンボーンなどの管楽器が良い雰囲気で再生されていました。プリンも美味しかった。

外観

「OPEN」の看板

店内。座った席から撮影。すぐに前のソファー席もいっぱいになりました。

お客様が帰ったあとで、カウンター方面を撮影。

スピーカー。JBLの業務用スピーカーです。

レコードプレーヤーは、ビクターの「QL-A7」です。カートリッジは、DENON103。

アンプ類はヤマハの業務用のもののようです。

メニュー

アルニコブレンドとアルニコプリンを注文。

どちらかというと深煎りという感じの珈琲。飲みやすい。

プリン。人気があるようで、お客様のほとんどが頼んでいました。

入店時にかかっていたもの。マイルス・デイヴィス「Someday My Prince Will Come」。やはり、テナーサックスあたりの再生がよいように思いました。

僕が持参した、ビル・エヴァンス「Portrait in Jazz」を、はじめから2~3曲かけてもらいました。最初、音量が不十分なせいか、ベースの音が充分出ていませんでした。マスターがボリュームを上げてくれましたが、全体にピアノの音が固く感じられました。レコードは、オリジナルに近い初期盤です。

僕が持参したシヴィル・シェパード「Vanilla」。初めから3曲再生してくれました。この装置全体は、ヴォーカルを再生するのに適している感じです。中音域の再生がうまくいっているのでしょう。お客様二人が、ジャケットの前まで行って、レコードを確認していました。このアルバムが、気に入ったのかもしれません。

【カフェ フロントロード(CAFE FRONT LOAD)】

住所:群馬県渋川市行幸田232-1
電話:070-4163-6103
ホームページ:CAFE FRONT LOAD (カフェ フロント ロード) - 渋川/カフェ | 食べログ (tabelog.com)


ジャズとグルメの札幌・小樽旅行2024(6)【ジャズ喫茶「フリーランス」、小樽三角市場、ジャズ喫茶・バー「BOSSA」】

2024-10-15 19:30:00 | ジャズ喫茶

札幌・小樽旅行の6回目です。今回は、4日(金)の行程中、小樽のジャズ喫茶「フリーランス」、小樽駅に戻る途中通った「三角市場」、夜に出かけたすすきののジャズ喫茶・バー「BOSSA」について記します。

【関連の行程】

4日(金)
9:00 喫茶「ファビュラス」 → 11:00 小樽運河など散策 → 12:20 寿司「魚真」 → 13:10 ジャズ喫茶「フリーランス」 → 15:20 クリケットレコード → 16:00  文教堂書店 → 19:00   ビアバーバジルバジル → 20:00 ジャズ喫茶・バー「Bossa」 → 21:00 バー81

5日(土)
10:00 ミンガスコーヒー → 11:00 ジャズ喫茶「グルーヴィー」 → 13:00 レコード店「フレッシュエア」 → 14:00 BEATレコード → 14:30 disc EVENS → 20:00 ジャズクラブ「Day by Day」 → 22:00 そば処まる山本店

 【ジャズ喫茶「フリーランス」】

住所:北海道小樽市色内2丁目9−5
電話:0134-27-3646
ホームページ:Free-Lance (plala.or.jp)

ランチをいただいた「魚真」から、フリーランス目指して歩いています。廃線になった「手宮線」に沿っています。遠くはありません。

駐車場と建物が見えてきました。フリーランスには、2015年2月に訪れているので、約9年半ぶりです。

観光客向けでしょうか、わかりやすい看板が出ていました。

   

建物外観

入口

店内。一階には、カウンター席。テーブル席が3つほどあり、テーブル席に腰かけました。二階もあります。

アンプやCDプレーヤー。マランツ製品などでした。

スピーカーは、テーブルの横にまとめて設置されています。どうやら自作の箱に入っているようです。

カフェオーレをいただきました。入店時には、エスニックな音楽がかかり、次に現代ハードバップといった演奏が、CDでかかりました。団体客が入ってきたので、お店を後にしました。

(三角市場に寄り道)

小樽駅に戻るのに、三角市場の中を通りました。

いろいろなお魚が集まってきています。

カニ

小樽産のものも。「八角」は、長野県内では売っているのを見たことがありません。

小樽産の生ほっけ

2~3ある食堂は、どちらも賑わっていました。「さんかく亭」もいっぱいのようでした。

【BOSSA】

住所:北海道札幌市中央区南3条西4丁目2
電話: 011-271-5410
ホームページ:BOSSA (ボッサ) - 狸小路/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
       北海道・札幌 BOSSA - Sound of JBL
       

「BOSSA」は、1971年の開店以来、営業を継続しています。札幌へ来るたびに寄っています。きちんとジャズのレコードやCDをかけているところが、素晴らしい。

看板。入店時で、まだ地下のスープカレーのお店「エス」も営業中です。

扉を開けて入っていくと、目にする正面の壁。名盤ジャケットが飾ってあります。

窓際に、スピーカーが設置されています。スピーカーは、JBL「M9500」を使用。

   

JBL「M9500」。アンプは、マーク・レヴィンソン「No.336L」を使用しているもよう。

ブレンドコーヒーをいただきました。お酒の種類は豊富です。

以下、お店にいる間にかかったレコードです。レイ・ブライアント「GOTTA TARAVEL ON」

ジェリー・マリガン、チェット・ベイカー「Carnegie Hall Concert」

バド・パウエル「Swingin' With Bud」

お店を出てきたら、すっかり深夜という雰囲気になっていました。

(7)へ続きます。(7)は、2日目の夕食やジャズクラブ「Day by Day」などについて記します。ジャズとグルメの札幌・小樽旅行2024の最終記事の予定です。


ジャズとグルメの札幌・小樽旅行2024(2)【バー モデルノ(bar moderno)】

2024-10-11 19:30:00 | ジャズ喫茶

浪漫風で夕食をいただいたあと、札幌駅へ戻り、フェイスレコードを覗いて、すすきのへ向かい、バー・モデルノへ。以前、深夜に行ったら、混んでいて入店しなかったので、今回は早い時間にしました。

ヨーロッパやブラジルのジャズ関連のレコードをかけてくれました。LPの中から1曲選曲して次々と聴かせるスタイルです。珍しいレコードが聴ける、面白いお店でした。深夜は、歌謡曲などが流れているそうです。

第8桂和ビルの入口。

「moderno」は、同ビルの7階にあります。

   

入口

店内。細長い形の店内です。入口の横の壁に設置された、オーディオ機器など。

カウンターの中に据え付けられているレコードプレーヤー。DJ仕様です。

バックカウンターには、お酒が並びます。専門は、カルヴァドスです。古いものもあって、これを目当てに来店するお客様が多いようです。

僕は全くわからないので、カルヴァドスのハイボールをもらいました。アルコール薄めと頼んだら、これがでてきました。サッパリとして美味しい。

後で、甘めのカクテルと注文したら、桃のカクテルを作ってくれました。

オーディオ機器ですが、スピーカーは、アルテックです。アンプはマスター知人の手作りだそうです。

フランシー・ボラーンの「Out Of The Background」。いろいろな分野のレコードがあるようです。その中からジャズ、ボッサあたりのものを選び出してくれました。

カートリッジは、形状からすると、ピカリングでしょうか。

セルジオ・メンデスの「dence moderno」。ここから、お店の名前をとったそうです。直訳すると、モダンダンスなので、日本語でいくと、バーモダンといったところでしょうか。

ミルト・ジャクソンのヴォーカル作品。

グロリア・スチュワード「Jazz for Dacing」。

ヌリア・フェリウ「 Billie Brooks - Booker Ervin - Nuria Feliu - Tete Montoliu - Erich Peter」。スペインの歌手で、テテ・モントリュー(p)と共演。本作には、ブッカー・アーヴィン(ts)が入っていて、モダンジャズファンにも知られるアルバム。CD復刻されましたが、レコードは珍しい。

サヒブ・シハブ「CONPANIONSHIP」

バルネ・ウィラン「French Ballads」。これは、僕も持っています。

tema 3D。アントニオ・アダルフォ(p)のリーダー作。ジャズ・ボッサです。

ブラジル、エレンコレーベルのヴォーカルオムニバスアルバム。その中に、クリス・コナーの「I Concentrate on You」があってびっくり。それをかけてくれましたが、クリスの同曲録音は、スタジオ録音としてはベツレヘムしかないので、同じ音源かも。

裏面にある収録曲一覧。他にも何枚か聴きましたが、知らないレコードがたくさん出てきて、楽しめました。

【バー モデルノ(bar moderno)】

住所:札幌市中央区南6条西3丁目第8桂和ビル7階
電話:011-522-9734
ホームページ:bar moderno / 札幌ススキノ | bar moderno(バー モデルノ) / 札幌ススキノのバー