安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レコードクリーナー「disco-antistat」の導入、ジャケットの入れ替え、購入した本、本日はオーディオとジャズ。

2022-08-27 19:30:00 | オーディオ

本日は、購入しただけでまだ開けてなかった、手動式のレコードクリーナーを組み立てて使ってみました。ジャズ喫茶「アンの家」のマスターが使っていて、効果があるので、購入した製品です。

確実にチリパチなど減って、音も輝きを取り戻した感じがしました。さらに部屋に飾ってあるレコードジャケットを涼しげなものに交換、あわせて、このごろ購入した本を備忘的に記します。

(レコードクリーナーの導入)

Knoti disco-antistat(ノスティ ディスコ・アンティスタット)は、1970年代から使われ続けているドイツ製の手動式レコードクリーナーです。GenerationⅡでは、洗浄時に便利な回転用ハンドルがついています。

洗浄液。500回は使えるそうですが、どうでしょうか。

この中に液を入れます。真ん中にレコード面をこするようにブラシ状のものが付いています。

レコードにラベルのプロテクターを装着するところ。

ハンドルを回して洗浄しています。

20分程度乾かして終了。4枚洗浄してみました。

使ったあと、洗浄液は濾過し、収納容器に戻します。濾過器も付属しています。

洗浄したリー・ワイリーの10インチ盤(25cm)盤「Sings Irving Berlin」を聴いてみました。さすがに古いので、ノイズも入りますが、ノイズ自体ずっと減った感じです。盤面もきれいになりました。

続いて、バーニー・ケッセル「Easy Like」。コンテンポラリーレーベルのオリジナル盤で、心なしかギターの音がくっきりと聞えます。埃のついていそうな古いレコードは、このクリーナーを使って洗浄していきます。

【Knosti Disco-Antistatの紹介】

KNOSTI Disco-Antistat Generation2 | ロジャースラボラトリー・ジャパン (rogers-japan.com)

 

(装飾用のレコードジャケットの入れ替え)

右上に、スタン・ゲッツ「Long Island Sound」(New Jazz、日本盤)。棚の上は、左から、ジュニア・クック「Junior's Cokkin'」(Jazzland, 再発)、ビル・エヴァンス「At モントルーⅡ」(CTI, 日本盤)、ビル・エヴァンス「At モントルー」(Verve, フランス盤)。

ついでに、ビル・エヴァンス「At モントルー」(Verve, USA直輸入盤)とフランス盤の試聴もしました。USA盤がオリジナルですが、フランス盤の音が良くてびっくり。

(購入したジャズ関連本)

ここ半年くらいで購入した大きめの本3冊。

   

小川隆夫著「マイルス・デイヴィス大事典」(シンコー・ミュージック)。ディスク・ガイド、演奏楽曲事典、関連人物事典など、網羅された内容です。

   

テッド・ジョイア著「ジャズ・スタンダード」(みすず書房)。聴いて弾いて愉しむ252曲。曲の解説と、代表的な演奏(歌を含む)を挙げています。曲の解説ばかりでなく、背景なども言及していて、読み物としても面白い。

   

納浩一著「ジャズ・スタンダード・バイブル」(リットー・ミュージック)。ヴォーカリストのためのセッション定番の123曲が掲載されています。123曲の楽譜と歌詞のほか、33曲についてはメロディと伴奏を演奏したインストCDも付属しています。

ジョニー・マーサー作詞、ヘンリー・マンシー二作曲「Moon River」のページ。楽譜と歌詞を読んで、CDを聴くだけでも楽しめます。


古民家を改修したIさん宅のオーディオルームで試聴会。「ぷちろーる」のケーキで珈琲タイム。

2022-06-02 19:30:00 | オーディオ

築100年の古民家を購入して改修し、オーディオルームも設けた、Iさん宅に、先日初めてお邪魔しました。途中、「ぷちろーる」というお店でロールケーキなどを購入し、あとで二人でいただきました。

天井の高い10畳の和室に設置されたタンノイのスピーカーからは、品位が高いきめ細やかな音が出ていました。新規導入のヤマハのレコードプレーヤー「GT-5000」も効いているようで、音楽に浸れました。

手前の洋室からオーディオルームを見たところ。

10畳の床の間付き和室に設置されています。天井が高い。

スピーカーは、タンノイスターリング。コルクを使っているモデルです。

畳の上に、クリプトンのボードを置き、その上にスピーカー台を乗せています。このボードは今回導入したそうですが、相当重いようです。

プリメインアンプは、ラックスマンの38FD。

CDプレーヤーは、デノンのDCD-SX1。

レコードプレーヤー(ターンテーブル)は、ヤマハのGT5000。

モノラル用カートリッジは、PhasemationのPP-Mono。

ステレオ用カートリッジは、オルトフォンのSPU。

マルタ・アルゲリッチ(p)「ルガノフェスティヴァル2005年」(CD)の一部を聴きました。

Iさんの持っている、デイブ・ブルーベック「Time Out」のオリジナル盤。シンバルのニュアンスがしっかり出て、ポール・デズモンドのアルトも艶やかで、すごくよかった。

本来、Iさんはクラシックファンです。ラロのスペイン交響曲。ヘンリク・シェリングがヴァイオリンを弾いています。

アルフレッド・ブレンデルのシューマン。フィリップスの直輸入レコードで、1980年代に録音されたもの。

Iさんは、ピアノを弾きます。このアップライトピアノは、構造上かなり良いものです。シューベルトの即興曲集の楽譜が立てかけてありました。

【ぷちろーる】

住所:長野県長野市川中島町今井1526番地1
電話:026-284-0483
ホームページ:ぷちろーる - 今井/ケーキ | 食べログ (tabelog.com)

もう10数年以上、こちらで営業されているそうです。

ケーキは、ロールケーキ主体です。

左側のフルーツロールを購入しました。

マドレーヌなどもたくさんあります。焼き菓子もいくつか購入しました。

Iさんが淹れてくれた珈琲とともにいただきます。

スポンジ生地がしっとりとし、クリームも甘すぎずフルーツとも調和して、かなり良いロールケーキです。自宅用に買って帰ることにしました。


針の埃除去と針圧調整でレコード再生音が復活。昇圧トランス「FRT-4」と「DENON AU-301」の聞き比べ。ジャズ喫茶「アンの家」へ。

2022-05-03 19:30:00 | オーディオ

安曇野市宅のレコード再生音が、最近、今一つなので、オーディオに詳しいTさんに来てもらい機器を診てもらい、併せて音楽鑑賞会を行いました。Tさんは昇圧トランス「FRT-4」を持参してくれました。

カートリッジのDENON DL-103の針に埃がこびりついていたのを除去、2gだった針圧をメーカー推奨の2.5gに変更したところ、高音低音ともに伸び、厚みのある良い音になりました。Tさんに感謝。

昇圧トランスの「FRT-4」と「AU-301」の聞き比べでは、高級な「FRT-4」よりも安価な「AU-301」の方が遙かに良い再生音となり、カートリッジDL-103専用に設計されたものだけのことはあると二人で驚きました。

レコードを聴いているところ。Tさんがお好きだという、チック・コリア「Return to Forever」(ECMのオリジナル盤)でチェック。

プレーヤー、CDプレーヤー、アンプ。昇圧トランスを、「FRT-4」から「DENON AU-301」に再設置したところ。

トロイダルトランスを用いたMC用昇圧トランス「Fidelity-research FRT-4」。1973年11月の発売時定価は33,500円だそうです。製品仕様 Fidelity-Research FRT-4の仕様 フィデリティリサーチ (audio-heritage.jp)

昇圧トランスは、シンプルなAU-301に戻しました。なお、アンプに付属しているヘッドアンプを使って再生したこともありますが、このAU-301の方が良い感じでした。DENON AU-301 デノン/デンオン (audio-heritage.jp)

カートリッジはDL-103です。針圧は、何かの時にいじったことがあるので、軽くなっていたと思います。針についた埃はとっていたつもりでしたが、こびりついていたのには気づきませんでした。

(安曇野市宅のオーディオ機器)

レコードプレーヤー:デノン DP-400
カートリッジ:デノン DL-103   昇圧トランス:デノン AU-301 (FRT-4にしたものの戻しました。)
カートリッジ:オーディオテクニカ AT150E/G
CDプレーヤー:パイオニア PD-70AE
プリメインアンプ:デノン PMA-2000RE  
スピーカー:JBL L100 Classic

【翌日、安曇野市宅で使用したレコードをもって「アンの家」へ。】

ロジャースのスピーカーなど、クラシック再生用の機器。

プレーヤーやアンプ。

ユジャ・ワンが弾くラヴェル「ピアノ協奏曲」。

フリードリッヒ・グルダが弾くモーツァルトのピアノソナタ。

せっかくなので、クリフォード・ブラウン「Study In Brown」も持参。1970年代の再発ものですが、結構良い音がします。1曲だけ、アルテックで再生。

珈琲をいただきました。なかなか美味しい。

【アンの家】

住所:長野県松本市梓川梓459
電話:070-5455-1941
営業:水曜日~日曜日 13時~19時。定休日:月曜日・火曜日


Mさん宅でウェスタンエレクトリック製スピーカーや自作アンプで音楽三昧。

2022-01-06 19:30:00 | オーディオ

先日、古くからの友人で、オーディオが趣味のMさん宅を初めて訪れて、ジャズやクラシックを聴かせていただきました。1950年代~60年代のオーディオ機器が現役で鳴っていて、観ているだけで壮観でした。

ウェスタンエレクトリックのスピーカーから聴こえてくる、ジョン・コルトレーン(ts)の「Blue Train」(Blue Noteのオリジナル盤レコード)など、再生音の迫力と音の艶やかさが素晴らしく、聴き入りました

大きな3つのスピーカーが並んでいますが、真ん中はモノラル専用で、左右の2台でステレオの場合は再生していました。

   

モノラル専用のスピーカー

横から見たことろ

パワーアンプ。真空管です。

アンプ類。説明を受けましたが、機器が多いので、写真を見ても、どれがどれだかわからなくなりました。

上段がCDプレーヤー、下段はコントロールアンプ(ヴォリューム)のようです。

モノラルのレコードをかけているところ。カートリッジはバリレラだったと思いました。

SPUのものなど高価なカートリッジがたくさん。全て使用できるものだそうです。

ジョン・コルトレーン「Blue Train」のオリジナルレコード。

ソニー・クラーク「クール・ストラッティン」(Blue Note)のオリジナルレコード。

僕が持っていった、ジューン・クリスティ「The Intimate Miss Christy」(Capitol)のオリジナルレコード。ヴォーカルも再生してもらいました。クリスティの声に潤いが一段と加わったかのような再生音でした。

SPレコード専用のプレーヤー。EMTでしょうか。

MさんはSPレコードもお持ちで、ビリー・ホリデイ「Lover Man」をかけているところ。ホリデイの若いころの歌は、声質もよくて、素晴らしい。

座った椅子の位置からスピーカーを撮影。

お正月早々でしたが、ヴィンテージオーディオの世界を垣間見せていただきました。設置してある部屋の空間が広く、ジャズコンボや、クラシックのオーケストラの再生には、それなりきの空間が必要だと改めて思いました。


森川デンキ(長野県塩尻市)で、アンプなどのオーディオ製品や新型テレビを観てきました。

2021-09-08 19:30:00 | オーディオ

長野市の自宅で使っているアンプやCDプレーヤーを更新しようと考え始めたので、塩尻市の森川デンキに行ってきました。レコードやCDの購入も兼ねて東京へ行きたいのですが、コロナ禍なので長野県内で我慢です。

展示品は、マランツ「MODEL 30」、ラックスマン「L-590AXⅡ」、マークレビンソン「NO5805とNO5101」、トライオード「MUSASHI」などです。マークレビンソンのアンプはお薦めでしたが、高額です。

【森川デンキ】

住所:長野県塩尻市広丘吉田891-1
電話:0263-57-7890
ホームページ:STACC MORIKAWA - 長野県に塩尻市のソニーショップ (stacc-morikawa.com)

外観。中は結構広いです。

オーディオ製品の展示コーナー。

上段が、マランツのCDプレーヤー「MODEL 30」、下段はマランツのプリメインアンプ「MODEL 30」。

試聴室の方にきました。スピーカーは、僕が使っているJBLのL100Classicをメインに展示してありました。奥のオーディオラック最上段左側にマークレビンソンのプリメインアンプがあります。聴かせていただきました。

左側には、ラックスマンの製品が展示されています。

右には、中古も含めて様々な製品がありました。トライオードの真空管アンプ「MUSASHI」も置いてあり、結構売れているようです。

ラックスマンのアンプ「L-590XⅡ」。これもお薦めだそうで、聴かせていただきました。

ソニーのテレビの新製品です。83型で、スピーカーを四隅に置いて映画館のような音響になっていました。ブルーレイ・ディスクを観ましたが、素晴らしい。オーディオでなくて、今や映像の方が主流かもしれません。

(いただいたパンフレットから

   

ラックスマンのアンプのパンフレット。一番上が、「L-590AXⅡ」です。

   

ラックスマンのCDプレーヤー。SACDプレーヤーはかなり高額です。

社長お薦めのマークレビンソンのプリメインアンプのカタログ。高級機メーカーですが、最近、価格的に手が届くものも出てきたと話していました。

マークレビンソンのSACDプレーヤー。トヨタ自動車のレクサスのオーディオをマークレビンソンが担当しているので、そのノウハウが生かされているのではないかと話していました。

DENONのプリメインアンプ「PMA-A110」。展示はありませんが、悪くはないと話していました。

DENONのSACDプレーヤー「DCD-A110」。

   

マランツのプリメインアンプ「MODEL 30」。デザインがよい感じです。

   

マランツのSACDプレーヤー「MODEL 30」。ネットワーク再生もいろいろ出来、使い勝手が良さそうです。

長野宅、安曇野宅ともにオーディオ機器はとりあえず揃っているので、どうするか、ゆっくりと検討します。