きのうは、帰宅途中、友人2人といつもの焼鳥屋(長野市内)へ寄りました。狭い店ですが、料金が安くて、旬の食材で料理を作ってくれたりもするので、よく行きます。大好物のタケノコ(種類は淡竹)とサバの水煮(缶詰)が入ったタケノコ汁を出してくれました。お酒(焼酎)もどんどん進み、3人(実質は僕以外の2人ですが)で一升瓶が空き、ほとんど雲に乗ったような気分で帰ってきました。いい気分のまま聴いたアルバムです。
ROSEMARY SQUIRES (ローズマリー・スクァイア)
MY ONE AND ONLY (HMV 1960、63年、65年録音)
ローズマリー・スクァイアについては、英国のジャズ・ヴォーカリストとして特にヴォーカルが好きな人の間ではよく知られています。アルバムでは、通称「赤のロージー」こと「Everything's Coming Up Rosy」が最も有名ですが、これは、そのすべての12曲と、そのほかから8曲が入ったコンピュレイション盤LP(C5 RECORDS)です。オリジナルは高価なので、これで聴いています。
彼女の歌い方は自然で、ちょっときくとポピュラーに近いような感じを受けますが、バックにはジャズ・コンボやビッグバンドを使い、バリバリのジャズヴォーカルです。しかしそこをさりげなく気張らずに歌っています。
コンピュレイションなので、20曲も入っています。スタンダードが主ということもあり聴き易く、例えば、「Street of Dreams」、「Lullaby of The Leaves」、「Crazy He Calles Me」、「All Too Soon」、「Day In Day Out」、「Carioca」、「Have You Met Miss Jones」、「What a Little Moonlight Can Do」といった曲、それに僕の好きなマット・デニス作曲の「Junior and Julie」も収録されています。
「Caravan」の出だしは、「Say」の一言からはじまりますが、初めて聴いたときには、びっくりしました。キュートなのですが、こういう表現ができるのかと、とても魅力的で感嘆しました。もともと、赤のロージーの第1曲目なので、当時のプロデューサーもこれが一番目と直感で決めたに違いありません。そのほか、「Crazy He Calls Me」、「Day In Day Out」なども印象に残ります。
ホームページにローズマリー・スクァイア(ヴォーカル)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ローズマリー・スクァイア