安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

シーズ・スリンガー LIVE AT THE NORTH SEA JAZZ FESTIVAL

2009-06-10 23:12:30 | ピアノ

隣の市に新規に出店するスーパーが契約社員とパート合わせて130人を募集したところ、500人の応募があり、募集したスーパーが普通だとこんなに集まることはないと驚いています。不況で、離職を余儀なくされて職を探している人が多いのでしょう。景気が早く上向きになってほしいものです。大人数のコンボによるライブ盤を聴いてみます。

CEES SLINGER (シーズ・スリンガー)
LIVE AT THE NORTH SEA JAZZ FESTIVAL (LIMETREE 1982年録音)

 Liveatthenorthseajazzfestivalslinge

復刻盤によりダイアモンド・ファイブのリーダーとしても知られるようになったオランダのピアニスト、シーズ・スリンガーが82年のノース・シー・ジャズ・フェスティヴァルのために臨時に編成したオクテットによる、出演時のライブアルバムです。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp,fh)、フェルディナンド・ポヴェル(as,ss)、ルード・ブリンク(ts)、シーズ・スモール(valve tb)、ハーマン・シューンデンヴァルト(bs,ss)、シーズ・スリンガー(p)、フレッド・プロンク(b)、ペーター・YPMA(ds)です。日本語表記はよくわからずに書いています。

フェスティヴァルだからといって有名曲ばかりではなく、「The Touch of Your Lips」、「Two Bass Hit」、「Fee-Fi-Fo-Fum」(W・ショーター作)の他はメンバーの作品です。「From Way Back」(ゴイコヴィッチ)、「Never Forever」(シューデンヴァルト)、「Changing Colours」(スモール)に、クロージング・ナンバーの「Killer Joe」の7曲。

アンサンブルが非常に整然としていて、リハーサルを入念に行ったと思われます。全体に静かに燃えるハード・バップという感じです。出された当時に、トランペットのダスコ目当てで手に入れたアルバムですが、テナーやアルト・サックスのソロもよくて大事なアルバムになりました。「From Way Back」、「Two Bass Hit」と快調です。