安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ハンプトン・ホーズ FOUR!

2009-07-12 20:17:39 | ピアノ

このところ出張が重なり、長野県内を走り回っていますが、軽井沢では夏本番に入り、お客様が増えているようです。夏の軽井沢というと、かつては(今も?)ゴルフでした。72ゴルフ場などでプレーをしましたが、標高が高いので、ボールの飛びがよく、スコアがよくなる傾向があります。それでも、僕は110近辺をうろうろしていたのでいつしかゴルフから遠のきました。4人でクラブをふっているジャケット写真のアルバムです。

HAMPTON HAWES (ハンプトン・ホーズ)
FOUR! (Contemporary 1958年録音)

 Fourhamptonhawes

ゴルフのジャケットというと、真っ先に思い浮かべるのはペリー・コモの「Como Swings」ですが、4人が集まってこれからスタートというこちらの写真も微笑ましいものがあります。ゴルフの人気は高いようですし、学生もゴルフをするようになり、4人集まれば麻雀と相場が決まっていた僕の学生時代の生活も遠くなりました。

ハンプトン・ホーズは、コンテンポラリー・レーベルに多数の録音をしています。フォーマットとしてはトリオが多いのですが、ここでは、ギターを加えて、ホーズ(p)、レッド・ミッチェル(b)、シェリー・マン(ds)、そしてバーニー・ケッセル(g)というメンバーです。

ホーズは、当時もブルース弾きとして通っており、ノンレガートでフレーズを綴っていくのは変わりませんが、ケッセルの音色、音楽性が影響したのか明るいハード・バップが繰り広げられています。ドラマーがシェリー・マンであり、彼のブラシによるプレイもそのような感じを与えているのかもしれません。このアルバムは、CD化で2曲追加されていますが、その追加曲がよく買ってよかった1枚です。

LPのときには、バップの「Yardbird Suite」やスタンダード「There Will Never Be Another You」、そしてバラード「Like Someone in Love」が印象に残っていました。CD化に当たり「Thou Swell」と「The Awful Truth」が加えられました。残りものとは思えぬ出来栄えで、特に「The Awful Truth」におけるホーズのプレイはじっくりと聴きたくなるブルース感覚にあふれたものだと思います。