安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケティ・レスター WHERE IS LOVE?

2011-07-13 23:02:19 | ヴォーカル(E~K)

半年に1回行っている車の点検をディーラーの整備工場で行いました。1か月ほど前にガソリンスタンドで、タイヤの交換を強く薦められ、その時は断りましたが心配なので、今回の点検で状態をよく見てもらいました。答えは「まだまだ大丈夫でタイヤ交換は必要ありません。」でした。当然ですが専門の整備士の方が信頼が置けます。なんだか儲かった気分になり、帰宅途中で豪華な夕食を摂りました。ゴージャスなヴォーカルです。

KETTY LESTER (ケティ・レスター)
WHERE IS LOVE? (RCA 1964年録音)

 Whereislovekettylester

器楽ものを続けて聴いていたので、真夜中に相応しいヴォーカルを聴こうと、結構気に入っているケティ・レスターのスタンダード集にしてみました。ケティ・レスターはオールディーズの歌手といってもよく、1962年にEraレーベルに録音した「Love Letters」がビルボードの第5位まで上がるヒットとなり、同年「But Not For Me」もヒットしています。

ケティの「Love Letters」は、同じ編曲でエルヴィス・プレスリーがカヴァーし、66年にヒットさせています。彼女の歌手としての活躍は60年代が主でしたが、その後は女優としてもテレビなどに出演をしています。キャリアの初期に、キャブ・キャロウェイ楽団の歌手としてヨーロッパツァーに参加していたようで、実力は元々認められていたのでしょう。

編曲はフランク・ハンターが行い、弦を中心にビッグバンドも加わる伴奏です。「Where is Love?」、「My Romance」、「That's All」、「Wouldn't It Be Loverly」、「Love Locked Out」、「Deep Purple」、「Lover Man」、「Skylark」、「The Sweetest Sounds」、「My Foolish Heart」(愚かなり我が心)、「I Got Lost In His Arms」、「I Feel Pretty」の12曲で、バラード扱いが多いです。

声の質は、スモーキーで良く伸び、キンキンしたところは全くありません。歌は、繊細さとダイナミックスさを兼ね備え、適度なソウルフルさもあり、ことにスローな曲は情感豊かでたいへん魅力的です。「Where is Love?」、「My Romance」、「That's All」、「Deep Purple」、そして「My Foolish Heart」とバラードがよく、スイングしたものでは「Wouldn't It Be Loverly」。僕の持っているのは、日本で発売されたCDです

ケティ・レスターの歌うLove Letters

You Tubeにアップされたものを貼り付けてみました。彼女の歌う「Love Letters」は、1986年のデヴィット・リンチ監督、デニス・ホッパー、イザベラ・ロッセリーニ出演の映画「ブルー・ベルベット」に挿入されたことでも知られています。

YouTube: Ketty Lester - Love letters

WHEN A WOMAN LOVES A MAN

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ケティ・レスターのLP「When A Woman Loves A Man」(tower 1967年録音)です。編曲、内容は、リズム&ブルース系なので、ヴォーカル、ジャズファン向けではありませんでした。ヴォーカルの場合こういうことはよくあります。まあ、それも楽しみの一つです(笑)。