安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レイ・ブラウン SOULAR ENERGY

2012-03-11 18:56:52 | ベース・ドラムス

安曇野市の家に泊るときには、近くの日帰り温泉に行くことが多く、あまり自宅の風呂は利用しませんが、先週は久しぶりに使いました。屋根には、太陽熱利用の温水器が設置されていて、冬でも熱いお湯が沸いて、お風呂などに利用しています。パネル利用の太陽光発電が普及しつつありますが、温水器はまだまだ現役で頑張ってくれています。「Solar」(太陽)と「Soul」(魂)をかけあわせたタイトル。

RAY BROWN (レイ・ブラウン)
SOULAR ENERGY (Concord 1984年録音)

 Soularenergyraybrown

正確なタイトルは、SOULAR ENERGYの次に「THE RAY BROWN TRIO FEATURING GENE HARRIS」と入り、レイ・ブラウン(b)とともに、ジーン・ハリス(p)が主人公です。ハリスは、The Three Soundsでブルーノート・レーベルへの録音を多数残しましたが、このコンコードへの録音以降、再び表舞台で活躍するようになりました。

メンバーは、レイ・ブラウン(b)、ジーン・ハリス(p)、ゲリック・キング(ds)で、「Mistreated But Undefeated Blues」の1曲に、レッド・ホロウェイ(ts)とエミリー・レムラー(g)が加わっています。1曲を除き超有名曲ばかりなので、レイ・ブラウンとジーン・ハリスのプレイに興味が集まります。

曲は、「Exactly Like You」、「Cry Me A River」、「Teach Me Tonight」(今夜教えて)、「Take The A Train」(A列車で行こう)、「Mistreated But Undefeated Blues」、「That's All」、「Easy Does It」、「Sweet Georgia Brown」の8曲。

レイ・ブラウン(b)の高音までしっかりと使ったベースはよく唄い、ジーン・ハリス(p)のプレイは、同じフレーズの繰り返しを適度に用いてソウルフルです。「Teach Me Tonight」の出だしの跳ねるような処理に感心すると同時に、「Cry Me A River」や「Take The A Train」などスローテンポの演奏も面白い。「Mistreated But Undefeated Blues」における、エミリー・レムラー(g)のプレイは、ウェス・モンゴメリーを想像させますが、音色やタイミングなど非常に好みです。