安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジュリー・ロンドン LIVE AT NEW LATIN QUARTER

2013-10-02 22:27:26 | ヴォーカル(E~K)

長野県飯田市には、りんご並木があります。今年は、飯田大火(1947年4月)からの復興を願い1953年秋に飯田東中学校の生徒がリンゴを植えてから60周年になるので、同校では記念のイベントが開催されました。りんごは、同中学校の生徒が、毎年手入れを続けています。あたりは僕の散歩コースですが、シナノゴールド、フジ、紅玉などが実り、もうじき収穫です。こういう景色は、ずっと残していってほしいものです。永遠の名曲をライブで。

JULIE LONDON (ジュリー・ロンドン)
LIVE AT NEW LATIN QUARTER (NLQ 1964年録音)

  Liveatnewlatinquarter

ジュリー・ロンドン(vo)には、「Cry Me A River」というヒット曲があり、日本でもファンが大勢いるのではないでしょうか。彼女の録音は多いですが、嬉しいことに日本のクラブ「New Latin Quarter」におけるライブ音源が残っていて、この9月にCD化され発売されました。彼女のライブ盤は、「In Person At The Americana」(Liberty)がありますが、日本における録音があったのには驚きました。

メンバーが豪華です。ジュリー・ロンドン(vo)、ボビー・トゥループ(p,vo)、デニス・バディマー(g)、ジョー・バーネット(tp)、ドン・バグリー(b)、デュエルス・バートン(ds)、海老原啓一郎とロブスターズ。ビッグ・バンドがあったり、ギターだけの伴奏があったりで、曲により編成を変えていますが、バディマー(g)が活躍しています。

MCも含めて全部で22トラックもあるので、ピックアップして曲目を記します。ジュリーの歌唱で「The Lonesome Road」、「Send For Me」、「I Love Paris」、「Bye Bye Blackbird」、「I Left My Heart In San Francisco」(想い出のサンフランシスコ)、「Fly Me To The Moon」、「Everything Happens To Me」、「By Myself」、「Cry Me A River」。トゥループの歌唱で、「Misty」、「Route 66」(ルート66)。トゥループの歌は、歯切れがよく、歌詞が非常に明瞭です。

華やかな往時のクラブを髣髴とさせるステージで、こういう録音を聴けるだけで感謝です。オープニングのMCから「The Lonesome Road」と続くところは期待感でいっぱにさせます。ジュリー・ロンドンが37歳の時にあたり、円熟した歌いぶりですが、声もよく出ています。「Send For Me」、「My Baby Just Cares Fo Me」、「I Love Paris」、「I Left My Heart In San Francisco」、「Fly Me To The Moon」、「Cry Me A River」と、おなじみの曲で魅惑のヴォーカルを堪能できます。

【ジュリー・ロンドンのシングル盤(参考)

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【飯田市りんご並木2013秋】

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