安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ローズマリー・クルーニー A TOUCH OF TABASCO

2013-12-04 22:33:47 | ヴォーカル(L~R)

先日、下伊那郡松川町にある「Fruits &Forest ゆざわ」という観光農園によって、リンゴを買ってきました。農園のリンゴの木には、びっしりとリンゴの実がなっていて、それこそ鈴生りという言葉が相応しい光景にびっくりしました。リンゴの種類はフジでしたが、果実自体も大きく、試食させてもらったら、しゃきっとした甘さで、デザートに最適な美味しさでした。フルーツつながりで「メロンの心」を聴いてみます。

ROSEMARY CLOONEY (ローズマリー・クルーニー)
A TOUCH OF TABASCO (RCA 1959年録音)

   Atouchoftabasco

「Corazon De Melon」(メロンの心)は、キューバのカルロス・リグアル作のラテン・ナンバーです。メロン・、メロンと繰り返す調子のいい歌ですが、英語詞も加えて、ローズマリー・クルーニーが録音し、ヒットしました。日本ではグローリア・ラッソのものを元に森山加代子が「メロンの気持ち」として1960年に録音しヒット。後には、ゴールデン・ハーフもカバーしました。クルーニーは、マンボで歌っていてたいへん魅力的です。

ラテン・バンドが伴奏に回ったアルバムというと、ティト・プエント楽団やザビア・クガート楽団がバックのアビ・レーンの「Be Mine Tonight」(RCA)や「ABBE LANE」(Mercury)がすぐに思いつきますが、今回取り上げたのは、マンボの王様ぺレス・プラード楽団がバックになったローズマリー・クルーニー(vo)のラテン調のアルバムです。

曲は、ラテンものとスタンダードです。「Corazon De Melon」(メロンの心)、「Like A Woman」、「I Only Have Eyes For You」(瞳はあなたゆえに)、「Magic Is The Moonlight」、「In A Little Spanish Town」(小さなスペインの町で)、「Sway(Quien Sera)」(キエン・セラ)、「Mack The Knife」、「Bali Ha'i」(バリ・ハイ)、「You Do Something to Me」、「Cu-Cu-Ru-Cu-Cu Paloma」(ク・ク・ル・ク・ク・パローマ)、「I Got Plenty O' Nuttin'」(くたびれもうけ)、「Adios」の12曲。オールディーズ、ポピュラーファンにおなじみの曲がほとんどです。

ぺレス・プラード楽団の打楽器と管楽器によるメリハリをつけたダイナミックな伴奏にのって、乗りがよくて、勢いのあるローズマリー・クルーニーの歌が聴けます。メロン、メロンというリフレインが楽しい「Corazon De Melon」、ちょっとグルーヴィーな曲調の「In A Little Spanish Town」、そして情熱的に迫る「Quien Sera」(キエン・セラ)、クルーニーの声が良く伸びていて気持ちのいい「Cu-Cu-Ru-Cu-Cu Paloma」と、ロージーとプラード楽団のコラボはとっても気に入っています。

【Fruits&Forestゆざわ】
リンゴの他に、梨、ブルーベリーを栽培しています。ジュースなどの加工品もあります。
住所:長野県下伊那郡松川町大島3515
電話:0265-36-3204
ホームページ:フルーツ アンド フォレストゆざわ

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     「鈴生り」というのはこういうのを指して言うのでしょう。

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