安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

フランク・ストロージャー DOWN HOME REUNION

2014-01-01 17:23:30 | アルト・サックス

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。長野市では、北陸新幹線の長野から金沢までの開業が平成27年3月に迫ったことが話題に上っています。長野駅もそれに備えてでしょうか、駅ビルの改修工事を行っていました。金沢は何度か訪れていますが、友人がいることに加え、歴史のある街並みがあり、料理も美味しいので、何度でも訪れたい街です。新幹線が開業したら訪問するのが今から楽しみです。REUNION(再会)というタイトルのアルバム。

FRANK STROZIER (フランク・ストロージャー)
DOWN HOME REUNION (UNITED ARTISTS 1959年録音)

   Downhomereunionunitedartists

副題は、「Young Men From Memphis」であり、当時のメンフィス出身の若手を集めたセッションです。誰の名義にしようかと悩みましたが、出番が多いフランク・ストロージャー(as)にしました。一般的には、ブッカー・リトル(tp)の名前を冠していることが多いようです。グルーヴィーで、比較的知られているアルバムですが、お正月休みに久しぶりに聴き返してみました。

メンバーは、フランク・ストロージャー(as)、ジョージ・コールマン(ts)、ルイ・スミス(tp)、ブッカー・リトル(tp)、カルビン・ニューボーン(g)、フィニアス・ニューボーン(p)、ジョージ・ジョイナー(b)、チャールズ・クロスビー(ds)。かなりの顔ぶれですが、録音当時はみな若手で、これからといった感じだったのでしょう。若くして亡くなった、ブッカー・リトルの演奏が聴けるというので注目されることもあります。

曲は、マーサ・エリント作「Things Ain't What They Used To Be」(昔は良かったね)、ガレスピー作「Blue 'N Boogie」(ブルーン・ブギ)、パリッシュ作「After Hours」、ジーン・ディ・ポール作「Star Eyes」の4曲。いずれもスタンダード化していて、例えば「Star Eyes」には、チャーリー・パーカー(as)の名演があるなど、それぞれの曲には代表的な演奏があります。

リラックスしたジャムセッションという雰囲気ですが、それぞれのソロは聴きごたえがあります。「Things Ain't What They Used To Be」は、通常より遅いミディアムテンポで、フランク・ストロージャー(as)のやや丸みを帯びたトーンによるロングソロが、よく歌っています。「After Hours」は、管楽器が抜けたピアノトリオにギターという編成で、フィニアス・ニューボーン(p)と弟のカルヴィン・ニューボーン(g)が、曲想通りに黒っぽいプレイをしています。「Star Eyes」もストロージャーをフューチャー。

【2014年1月1日の善光寺と工事中の長野駅ビル】 

    Zenkouji320140101_2
              
 見えるのは山門です

    Zenkouji20140101
        
         参道の光景

    Naganoekikaishuukouji20140101
           
   長野駅ビル改修工事

    Naganoekikaishuukoujiart20140101   
            
工事の一画に設けられた絵の展示