年末年始は、長野市~安曇野市~飯田市をいったりきたりでした。長野から安曇野には、国道19号を使ったのですが、東筑摩郡生坂村の水鳥公園(犀川の一部です。)から眺める北アルプスの景色が美しかったので下車して写真を撮りました。水鳥は3羽ほどが遠くに泳いでいてよく見えず、代わりに電線に大型の鳥が一羽止まっていました。種類はよくわかりませんが、鳥には間違いないでしょう。バード・リブズです。
(1月6日追記)鳥の名前は、トビだそうです。猛禽類で安曇野市近辺にもいます。バードウォッチングが趣味のKさんから教えてもらいました。ありがとうございました。
RED RODNEY (レッド・ロドニー)
BIRD LIVES! (MUSE 1973年録音)
正月休みは、長野市の自宅にいたので、LP(アナログレコード)を引っ張り出しては聴いていましたが、その中の一枚です。レッド・ロドニー(tp)は、チャーリー・パーカーの共演者として知られていますが、1950年代以降は麻薬などでキャリアが途絶えがちになり、ジャズ界への本格的なカムバックは1970年代を待たなければいけませんでした。これは、ロドニーの復帰作ですが、1927年生まれなので、録音時は46歳でした。
メンバーは、レッド・ロドニー(tp)、チャールズ・マクファーソン(as)、バリー・ハリス(p)、サム・ジョーンズ(b)、ロイ・ブルックス(ds)。ロドニーが存分に吹けるように人選には注意が払われたと思えるメンバーです。ことに、バリー・ハリス(p)は、淡々と弾いていますが、随所で味わいのあるソロをとっていて、大きく寄与しているように思います。
曲は、チャーリー・パーカー作が3曲、セロニアス・モンク作が2曲、スタンダードが1曲です。「Big Foot」、「I'll Remember April」(四月の思い出)、「Donna Lee」(ドナ・リー)、「Chasing The Bird」、「Round Midnight」(ラウンド・ミッドナイト)、「52nd Street Theme」の6曲。よく知られているものばかりですが、僕は特にパーカー作の「Donna Lee」が好きで、タラタラタラタラと続くメロディを口ずさみながら、聴きました。
メンバー全員が好演をしたバップセッションです。主役のロドニー(tp)は、ミュートによる「Big Foot」、オープンによる「Donna Lee」と、ブランクを感じさせない音色、スピードで吹いています。「I'll Remember April」では、バリー・ハリス(p)が長いソロをとりますが、変化に富んでいて、さすがと思わせますし、ロイ・ブルックス(ds)のバッキングも細やかです。マクファーソン(as)も好調で、「Donna Lee」や「52nd Street Theme」で生き生きとしたプレイをしています。
【生坂水鳥公園】
所在地:長野県東筑摩郡生坂村岩の田