日時:2015年4月12日 午後3時~
場所:長野県安曇野市 いさつ歯科医院
メンバー:Jushua Breakstone(ジョシュア・ブレイクストーン)(g)、山下弘治(b)、長谷川ガク(ds)。
曲目は次のとおりです。今回はメモをとりました。
(前半)
1.Lolita (バリー・ハリス作)
2.The Lamp is Low
3.My Conception (ソニー・クラーク作)
4.不詳ですが、ブラジル、サンボ調の曲。(山下さんも読めなかったので、多分ポルトガル語の曲名)
5.Nice N Easy
(後半)
1.Where or When
2.Black (シダー・ウォルトン作)
3.Theme for Ernie
4.Baubles, Bangles, & Beads
5.All The Things You Are (アンコールとして演奏)
以上の10曲ですが、スタンダードとバップ曲中心の親しみやすいプログラムでした。
ジョシュア・ブレイクストーン(g)さんのプレイは、シングル・トーン中心で、ブルージーさばかりでなく、なかなか多彩でした。聴いていると、レニー・トリスターノ・スクールのようなフレーズがあったり、ジャズ・スタンダード曲の引用があったりと、バップが基礎だと思いますが、個性的なところが見受けられました。曲のメロディをすごく大事にしていて、丁寧に旋律を弾いているのが好印象でした。
山下弘治(b)さんは、豊かなトーンで快適にリズムを送り出し、高音まで使った余裕のあるソロも随所で聴けました。このツァーのプロデュース役をやっているようです。MCの方も慣れていて楽しいステージを演出してくれました。
長谷川ガク(ds)さんは、たたきすぎることもなく、ソロもリズミカルで繊細なところもあって、いいプレイでした。帰りがけに演奏がよかったと本人に伝えましたが、あとでホームページを見ると、川島哲郎グループなど既にかなり活躍している方でした。
(歯科用の器具の間から撮影したので、全くうまく撮れていません。本人はかなりダンディです。)
演奏の中で最もよかったのは、シダー・ウォルトン作の「Black」で、スピード感のある白熱したギター・ソロ、ドラムスとのやりとりも決まり、スリルもあり、ちょっと興奮しました。僕の好きな、フランク・シナトラの歌でおなじみの「Nice N Easy」や、旋律のきれいな「Theme For Ernie」など、かなり楽しめたライブでした。
いさつ歯科医院は、治療室がそのままライブ会場に変身するという、ジャズ度100パーセントの歯科医院です。今日の聴衆は、14~15人といったところでしたが、安曇野市近辺の方が多いようで、会場内は和気藹藹というムードでした。休憩時間に、ブレイクストーンさんのCD(「日本のうた」という限定盤)を購入し、サインをしてもらいました。
たまには、日曜午後のマチネ—(午後の演奏会)もよいものです。
【ジョシュア・ブレイクストーンさんホームページ】
【山下弘治さんホームページ】
【長谷川ガクさんホームページ】