安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

善光寺の御開帳に行ってきました

2015-04-17 19:43:25 | お出かけ・その他

長野市の善光寺では、7年に一度のご開帳が行われています。この4月5日から5月31日まで開催されますが、さっそく先週お参りに行ってきました。平日だったのですが、結構な人出で、人気の高さがうかがえました。

    

そもそも御開帳や回向柱はどういうものであるかですが、善光寺ホームページによると、

数え年で7年に一度(現在は丑と未の年)、秘仏である御本尊様のお身代わりとして、まったく同じお姿の「前立本尊」様を本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀です。現在の本堂建立の際、松代藩が普請奉行にあたったという縁から、毎回松代町から「回向柱(えこうばしら)」が寄進され、本堂前に立てられます。回向柱は前立本尊の右の御手と善の綱で結ばれ、柱に触れる人々にみ仏のお慈悲を伝えてくれます。

したがって、回向柱に触れることが、とりあえずお参りをしたことになります。というわけで、僕も回向柱を目指し、とことこと参道を歩いて行ってきました。

   

参道に並ぶ飲食店や土産物店には、平日ではありましたがお昼時ということもあって、お客様がたくさん入っていました。

   

善光寺本堂と回向柱です。回向柱の回りはたくさんの人で、僕もその中にいれてもらい、回向柱に触りながら、いろいろとお願いしてきました。

   

   

善光寺本堂から、右側に回ると、そこは庭になっていて、いろいろな花木が植えてあります。ちょうど桜が咲いていて、本堂を背景にした写真も撮れました。

   

善光寺の東側の道を少し降りてきて、善光寺世尊院釈迦堂の回向柱にも触れてみました。さわると釈迦涅槃像との結縁となって、こちらは現世の御利益です。しっかりとさわり、参拝してきました。

   

   

今回の善光寺御開帳では、はじめて権堂の浄土宗「往生院」にも回向柱が建てられ、地元では話題となりました。こちらもお参りしてきました。

    

往生院は、元々あった真言宗寺院を鎌倉時代に法然上人が改宗したといい、源頼朝が荒廃した善光寺を再建する際に仮堂(権堂)として以降、善光寺が火災に見舞われるたびに仮堂(権堂)となったそうです。本尊の法然上人像に替わり、善光寺三尊の分身になる金銅仏を新たに彫像し、この2月に善光寺大本願で入魂。回向柱は長さ6メートル、7寸角のヒノキ材を御影堂前に立て、善光寺御開帳と同様に、五色の糸で金銅仏とつながれています。

   

往生院の金剛仏です。