安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・バレル「In New York」、上越市の「幸楽苑 上越南高田店」でラーメンと餃子の夕食。

2024-05-12 19:30:00 | ギター

先日、上越市に出かけた際、「幸楽苑 上越南高田店」で、遅い夕食にラーメンとギョウザをいただきました。「幸楽苑」に初めて入りましたが、ラーメンばかりと思っていたら定食類もあって意外でした。意外に素晴らしい作品。

KENNY BURRELL (ケニー・バレル)
IN NEW YORK (MUSE 1978年録音)

   

ギターのケニー・バレル(g, 1931年生)は、ブルーノートはじめ数々のレーベルに、有名アルバムを多く残しています。それらにも好きなものが多いのですが、MUSEに残したギター・トリオによるこの作品は、地味であまり話題になりませんが、愛聴しています。

メンバーは、ケニー・バレル(g)、ラリー・ゲイル(b)、シャーマン・ファーガソン(ds)。1978年11月15日にニューヨークの「Village Vanguard」でライブ録音。当夜の残りの録音は「Live at The Village Vanguard」(muse)として発売。なお、全体がCD2枚組の「12.15.78」(32. Jazz Records)として発売。 

曲目は、次のとおり。

1  Pent Up House (Sonny Rollins)
2  But Beautiful (Jimmy Van Heusen)
3  Bags' Groove (Milt Jackson)
4  Makin' Whoopee (Walter Donaldson)
5  Come Rain Or Come Shine (Harold Arlen)
6  Love Your Spell Is Everywhere (Edmund Goulding)
よく知られたジャズオリジナル2曲と、スタンダード曲が4曲で、ライブらしい選曲。カーティス・フラー(tb)の演奏で有名な「Love Your Spell Is Everywhere」もやってくれていて、嬉しい。

イラストを使ったジャケットに思わず笑みがこぼれますが、リラックスした、とても楽しめる好アルバム。ギタートリオというシンプルな編成なので、シングルラインに加え、和音(コード)を弾くことも多く、それらを組み合わせ、ケニー・バレル(g)が妙技を繰り広げています。繊細なコードワークが光る「But Beautiful」、グルーヴィーにスイングした「Bag's Groove」、最初からアドリブを展開して、最後にメロディをもってきている「Love Your Spell is Everywhere」などと聴き惚れました。

ジャケット裏面。バレルが演奏している写真が掲載されています。

(参考)本作より「Pent Up House」が聴けます。

Pent Up House (youtube.com)

(安曇野市宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、いずれもケニー・バレルのリーダー作で、右から「Guitar Forms」(Verve 再発輸入盤)、本作「In New York」(muse オリジナル盤)、「On View at The Five Spot Cafe」(Blue Note United Artistst盤)。

【幸楽苑 上越南高田店】

住所:新潟県上越市大字上中田字山屋敷780-11
電話:025-521-0306
ホームページ:幸楽苑 上越店 - 新潟県 上越市 - 株式会社幸楽苑の公式ウェブサイトです。 (kourakuen.co.jp)

外観。遅い時間です。

店内。僕はカウンター席に腰かけました。

幸楽苑は、ラーメン専門だと思っていたので、ご飯類があるのを初めて知りました。22時までやっているので、遅い時間に寄るのに便利そうです。

醤油ラーメン

「なると」が入っていて、昔ながらの醤油ラーメンという感じで良いです。

チャーシューは、柔らかいものです。

麺。弾力があります。

餃子。悪くありませんが、ラーメンに加えて、ギョウザは注文し過ぎでした。夜はもう少し軽めが良さそうです。