今月(2024年7月)号のジャズ批評誌は、「銀幕の歌姫」を特集し、ヴォーカルアルバムが多数紹介されています。アナ・マリア・アルバゲッティ、シビル・シェパードに続き、ドリス・デイを聴いてみました。
ジャズ批評2024年7月号表紙
(ドリス・デイの紹介ページ)
DORIS DAY (ドリス・デイ)
DAY IN HOLLYWOOD (COLUMBIA 1950~55年録音)
ドリス・デイ(vo, 1922~2019年)は、元々歌手としてスタートし、レス・ブラウン楽団の専属歌手であった、1945年に「センチメンタル・ジャーニー」の大ヒットを飛ばします。映画の方は、1948年から出演を始めましたが、こちらも演技派として、数多くのヒット作に出演しています。
このアルバムは、1950~55年の間のミュージカル映画から、ドリス・デイが歌った曲を12曲集めたもので、米国で、1956年に発売されました。僕の持っているのは、日本発売のレコードです。
曲目は次のとおり。
1 Tea For Two
2 Lullaby of Broadway
3 Cuddle up a little Closer
4 I Mya Be Wrong
5 Makin' Whoopee!
6 Be My Little Baby Bumble Bee
7 Secret Love
8 Till We Meet Again
9 Ain't We Got Fun?
10 Just One of Those Things
11 It Had to Be You
12 Love Me or Leave Me
古いスタンダード曲が選曲されています。1953年の映画『カラミティ・ジェーン』で歌われた「Secret Love」は、ポール・フランシス・ウェブスター(詞)とサミー・フェイン(曲)によるオリジナル・ソング。
ドリス・デイは、「銀幕の歌姫」ではあるものの、歌手が映画女優になった例なので、他の女優さんとは、正反対です。どんなものを歌っても、聴いている人に語りかけてくるようで、とりわけ、ミディアムテンポにおける安定感抜群の歌には、惚れ惚れします。本作は、オムニバスですが、「Tea For Two」、「Lullaby of Broadway」、「Secret Love」、「Just One of Those Things」そして「Love Me or Leave Me」と、ポピュラー黄金時代の名曲を最高の歌声で楽しめます。
(参考)本作から「Secret Love」が聴けます。
Doris Day - Secret Love (youtube.com)
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、右から「Young Man with a Horn」(CBS 国内盤)、本作「Day In Hollywood」、「Love Me or Leave Me」(サウンドトラック、Columbia オリジナル盤)。
懐かし曲で、当時を思い出します。
〇〇48のグープなどは、世代感と引き込まれる魅力を感じています。
当時ももっと上の世代は、私たちをそう見ていたのでしょう。
飯田蝶子さん、笠置シヅ子さんなど。
拙ブログにアップした曲目を楽しまれていて、嬉しいです。
僕の聴くポピュラー音楽の範囲は広くなくて、ロックンロールなどオールディーズと言われるあたりまでで、主体は、ポピュラーソング、いわゆるスタンダード曲が好きです。
今回は、ドリス・デイで、音源は1950年代前半(昭和25年~30年)の古い物ばかりですが、愛好しています。
時々、音源もアップいたしますので、楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。