安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

エリック・リード「PURE IMAGINATION」、富山県観光PR誌「うみとやま 2022年秋冬号」。

2022-10-13 19:30:00 | ピアノ・トリオ

富山県が発行している観光PR誌「うみとやま2022秋冬号」が長野駅にあったので、読みました。「アートでめぐるとやま旅へ。」がテーマで美術館が紹介され、また、漁港食堂が掲載されるなど今号も充実。充実したピアノトリオ作品。

ERIC REED (エリック・リード)
PURE IMAGINATION (IMPULSE 1997年録音)

    

エリック・リード(p, 1970年生)は、若い頃からプロ活動を行い、1989年にマーカス・ロバーツの後任としてウィントン・マルサリス(tp)グループに加入した経歴が知られています。自身のグループで活動し、アルバムも多数あり、最近ではSmoke Sessionsレーベルに録音があります。

メンバーは、エリック・リード(p)、レジナルド・ヴィール(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)。ヴィールとは、ウィントン・マルサリス・バンドで一緒に演奏した間柄で、ハッチンソンはエリック・リードの初リーダー作に参加するなど、気心の知れたメンバーです。

曲目は次のとおり。
 
1  Overture (Eric Reed)
2  Maria (Leonard Bernstein)
3  Hello,  Young Lovers (Richard Rodgers)
4  Pure Imagination (Leslie Bricusse)
5  42nd Street (Harry Warren)
6  Send in the Clowns (Stephan Sondheim)
7  My Mas's Gone Now / Gone, Gone, Gone (George Gershwin)
8  Nice Work If You Can Get It (George Gershwin)
9  You'll Neer Walk Alone (Richard Rodgers)
10  I Got Rhythm (George Gershwin)
11  Finale (Eric Reed)
1の序曲と11のファイナルを除いて、全て有名ミュージカルからのスタンダードナンバーです。タイトル曲の「Pure Imagination」は、1971年の「夢のチョコレート工場」からのもので、少し珍しいかもしれません。
 
エリック・リード(p)については、現在も変わらず元気に活躍しているのが嬉しい。本作は、27歳の時の録音ですが、出された当時、評判が良かったように記憶しています。古い曲が多いのですが、アレンジが新鮮で、キラキラとし、はつらつとした演奏が楽しめます。特に「Maria」、「Hello, Young Lovers」、そして、「Send in The Clowns」や「I Got Rhythm」が素晴らしい。ウェストサイドストーリーからの「Maria」は、オスカー・ピーターソンとの聴き比べも行ってみました。
 
(参考)本作から「Pure imagination」が聴けます。

 Eric Reed Trio - Pure Imagination - YouTub

(ライナーノートにある、レジナルド・ヴィールとグレゴリー・ハッチンソンの写真)

 
【うみとやま 2022年秋冬号】
 

   

表紙。上段は、「富山県美術館」のシンボル的な作品として知られる三沢厚彦さんの作品。

   

富山県美術館の紹介。ガラス張の窓から富岩運河環水公園や立山連峰を見てみたい。

   

越中八尾和紙の紹介。型染の味わいと大胆な色使いが魅力だそうです。この和紙のことは、全く知らなかったのですが、デザインも面白そうで、興味を惹かれました。

   

漁港食堂の紹介。こちらは、氷見の魚市場食堂。美味しそうで、出かけたくなります。

   

上段は、新湊のきときと食堂。下段右は、水橋漁港の「漁夫」、下段左は、魚津の魚津丸食堂。

オススメの3コースが掲載されていますが、射水エリアの「冬の味覚と港町に出会うコース」が気になりました。カニの昼セリが開催されているそうです。見てみたい。



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