ジャズ界の巨匠ピアニストといってよいケニー・バロン(1943年6月9日生まれ)の演奏会が高崎芸術劇場で開催されたので、聴いてきました。
チラシ表
(ケニー・バロンの略歴)
ジャズ・ピアノのケニー・バロンは、1943年、⽶フィラデルフィアに⽣まれ、19歳でNYに進出。ロン・カーター、スタン・ゲッツ、チャーリー・ヘイデン、ディジー・ガレスピーらと共演し、発表した⾃⼰名義のアルバムは約40点。グラミー賞には計12度ノミネート。詳しくは、最下段掲載のチラシ裏をご覧ください。
(出 演)
ケニー・バロン(p) (Kenny Barron)
北川 潔(b) (Kiyoshi Kitagawa)
ジョナサン・ブレイク(ds) (Johnathan Blake)
(演奏曲目)
1 New York Attitude (Kenny Barron)
2 For Heaven's Sake (Don Meyer)
3 Magic Dance (Kenny Barron)
4 Nightfall (Charlie Haden)
5 Well, You Needn't (Thelonious Monk)
6 Calypso (kenny Barron)
7 How Deep is The Ocean (Irving Berlin)
途中、休憩なしの2時間弱のステージでした。これらに続き1~2曲あったと思いますが、タイトルは失念しました。
(感想など)
ケニー・バロン(p)を観れて、実際の演奏を聴けたこと自体で満足なのですが、演奏もよくて、最高のステージでした。会場(多分、568席)は、ほぼ満員の盛況で、若い方も目に付き、幅広い層が聴きに行っていたようで、その点も嬉しかった。
オープニングの「New York Attitude」で、3人のサウンドの輝かしい響きに、凄いなと独り言をつぶやきました。同曲は、バロンのオリジナルの中でも好きな曲なので最初から興奮。続く「For Heaven's Sake」では、イマジネイティヴなイントロ、ブルージーなシングルラインのソロと、バロン(p)の演奏にうっとり。
「Magic Dance」や「Calypso」では、ラテンリズムも交え活気のある演奏。ジョナサン・ブレイク(ds)の多彩でダイナミックかつ繊細なプレイも光り、特にブラシのサウンドが気持ちよく、北川潔さん(b)のソロの出番も多く、レギュラートリオならではのコンビネーションの良さもうかがわれました。
当日配布のチラシに印刷されていた演奏写真など。最近の撮影だと思いますが、どちらで撮影されたかは、わかりません。
会場で配布されたコースター。紙製ですが、記念にとっておきます。
【ケニー・バロン・ホームページ】
この先の公演もたくさん入っていて、精力的に活動を行っています。教育者としても実績があり、日本人では、片倉真由子さんが弟子です。
(参考)CDからですが、「New York Attitude」が聴けます。
KENNY BARRON - New York Attitude. - YouTube
チラシ裏面から。
3days(1日2ステージ)だった
ようですが、本国まで行って聴くことを
考えると料金も致し方ないです。
2ステージ分ならホール公演は
リーズナブルかもしれません。
80歳で現役で海外公演をこなせる
アーティストはそう多くありませんし、
次、いつは考えにくいので、ゴー・サイン
だったのでしょうね。
台風の影響もそれほどなかったよう
ですし。
5‐60年代のメインストリームの方々は
ほとんど復古者の情況なので、生き字引の
演奏を聴かれたのはラッキーだったと
思います。
高崎市で、ケニー・バロン・トリオの演奏が聴けてよかったです。東京だと、時間的、経済的にたいへんで、気軽に出かけるわけにはいきませんから、高崎芸術劇場の企画は、ありがたいです。
僕は、スイングして、グルーヴィーな演奏が好きで、特にライブではそういう演奏を聴きたいと考えています。そういう観点からも、今回のケニー・バロンの公演は良かったです。
コメントありがとうございます。