ちょっと経ちましたが、先週の月曜日は東京への出張で、用事を終えた後、前から気になっていた神田のジャズ喫茶「JAZZ OLYMPUS!(ジャズ オリンパス)」へ行ってみました。大きな音量でハード・バップの名盤がかかっている中、コーヒーを飲みながら1時間ほど滞在しました。音に硬さがなく低音が伸びていて、心地よく聴けました。その後は、お茶の水のディスクユニオンでCD、LPを物色して、ジャズファンらしい過ごし方を久しぶりにしました(笑)。JAZZ OLYMPUSで聴いたアルバムを聴いてみます。
JIMMY SMITH (ジミー・スミス)
CRAZY! BABY (Blue Note 1960年録音)
訪問時に聴いたのは、トミー・フラナガン「Overseas」、ジミー・スミス「Crazy Baby」、カーティス・フラー「Blues-ette」でしたが、いい再生装置で大音量で聴いたので、どこかしらまた発見がありました。際立ったのはトミー・フラナガン(ピアノ)で、たたきつけるようなタッチが鮮明に聴こえ、音の塊がほとばしり出たかのような錯覚を覚えました。
今夜はトミフラに続き、ジミー・スミスを聴いています。この「CRAZY! BABY」は、僕はキング盤のレコードを持っているのですが、JAZZ OLYMPUSと自宅で聴いているときの落差が激しかったので、改めてジャズ喫茶はいいなあと感じています。
ジミー・スミス(organ)、クエンティン・ウォーレン(g)、ドナルド・ベイリー(ds)というメンバーで、収録曲は「Wehn Johnny Come Marching Home」(ジョニーが凱旋する時)、「Makin' Whoopee」、「A Nigth in Tunisia」(チュニジアの夜)、「Sonnymoon for Two」、「Mack The Knife」、「What's New」、「Alfredo」の7曲。そのうち神田で聴いたのは、LPのA面のチュニジアの夜までの3曲でした。
このアルバムの「A Night in Tunisia」は、メロディの出だしからモールス信号とでもいうべき型破りなフレーズが奏されますが、それが嫌いで敬遠していたのですが、JAZZ OLYMPUSのスピーカーで聴いてみると、ドラムスの音がしっかりと出て、オルガンのアタック音との調和がとれて、自宅よりよほど好ましく聴こえました。「A Night in Tunisia」を別にすれば、「When Johnny Comes Marching Home」、「Sonnymoon For Two」と、ジミー・スミスの快演です。
【JAZZ OLYMPUS店内】
ホームページのジャズ喫茶にJAZZ OLYMPUS!(ジャズ オリンパス)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう JAZZ OLYMPUS!
「JAZZ OLYMPUS」さんの音は、JBLの音そのものですね。
スピーカーの「オリンパス」が少し高い台に乗っているのが印象的でした。
私が行ったときは丁度お昼ごろで、音量も小さめでした。今度は4時以降に行ってみたいですね。
神田にジャズオリンパスというジャズ喫茶があるのは知りませんでした。明るい店内の様子からはクラシックが流れてきそうですね。ここ札幌も新規オープンのジャズ喫茶は窓が大きいのですが、最近のジャズ喫茶は明るい蛍光、いや傾向なのでしょうかね。
オリンパスは一時期かなり聴いたスピーカーです。ハードなブルーノートもシャープなヴァーヴもくっきり再生する銘機です。
5月に上京した折、お茶の水のディスクユニオンには行きました。やはり価格はそれなりですね。気になったレコードもあったのですが、値下げ交渉に応じてもらえずお茶を濁して帰ってきました。(笑)
僕が入店したのは、午後3時半くらいで4時半ころまでいましたが、音量は大きくて、広い部屋に音が放出されて気持ち良かったです。その時間はお客さんは少なく、ほとんど独占状態。明大や日大が近くにあるので、大学生がこういうお店に関心を持ってもらえばいいですね。
オリンパスは、やはり銘機なのですね。鳴りっぷりがよかったです。札幌は新しいお店が開店しているようです。もしかしたら、12月下旬あたりに札幌に行きます。まだ先のことで、はっきりしませんが、すでにイクラ丼やカニの姿が目に浮かんでいます。
ディスクユニオンの壁にかかったオリジナル盤の値段はそれ相当ですね。ほしいものもありますが、高いので僕は壁は見ないようにしています。この頃はCDを買うことも増えました。
さすがに、メジャーなものはなく,フリーぽっいものが,ほとんどでした。また、音だししていないものもあります。オリンパスは,春先、知人の家で,聞かせてもらいました。その方もジャズファンで,JRの方です。JBLの375+蜂の巣ホーンを上に乗せて、075 2個+して聞いていました。サムシング・エルスのキャノンボールを聞かせてもらいました。とても柔らかい中低音で響いていました。家に帰ってから、その中低音になるように調整しましたが,無駄でした。
今、20cmのドイツ ローレンツのフィールド型(電磁石)で,聞いています。バイオリン、チェロの音が良くなります。1930年代のものです。キャノンボールのアルトサックスの中低音が,今は、柔らかく響きます。
6日(土)7日(日)稲荷山 長谷寺 で カフェシアター(中沢清主宰)の公演があります。
出掛けるつもりです。
お茶の水ユニオンでは豪快な買い方ですね。お茶ノ水は、東京駅に近いので、僕も最近同店を利用しています。前は新宿ばかりでしたが。
ローレンツというのは、クラシック系向きなのでしょうか。いろいろなものをお持ちなので、びっくりしています。カフェシアターの中沢さんは懐かしいです。お元気そうですね。土日は、長野市に不在になることが多く、なんとかしたいものです。
"Crazy Baby" は何と言っても1曲目ですかね.
まさかこの曲を・・・・という感じです.
この曲聴くたびに、スタンリー・キューブリックの"博士の異常な愛情"が浮かんできてしまいます.
このアルバムでのギターが、ちょっと Kenny Burrell のようで、微妙にいいような気がします.
僕は、「博士の異常な愛情」は見たことがないのですが、確か、「When Johnny Comes Marching Home」が使用されているとどこかで読んだことがあります。
クエンティン・ウォーレンは、ジミー・スミスとのコンビで有名ですが、リーダー作がないのが不思議ですね。きっといものを作ったと思いますが。