安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

フィリー・ジョー・ジョーンズ「ADVANCE!」、富山県観光情報誌「うみとやま 2023冬号」の特集「寿司と酒」。

2023-11-19 19:30:00 | ベース・ドラムス

JR長野駅に置いてあった富山県の観光情報誌「うみとやま」の特集「寿司と酒」に興味を惹かれたので、持ち帰りました。掲載された老舗の寿司屋さんの写真が素晴らしい。ベテランの録音を。

PHILLY JOE JONES (フィリー・ジョー・ジョーンズ)
ADVANCE! (Galaxy 1978年録音)

   

フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds, 1923~85年)は、マイルス・デイヴィス・クインテット(1955~58年)への参加やビル・エヴァンス・トリオでのツァー(1976年)などで知られていますが、自身のリーダーアルバムも、リバーサイド、アトランティック、ギャラクシーなどに残していて、本作は、後期の録音。

メンバーは、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)、ブルー・ミッチェル(tp)、スライド・ハンプトン(tp)、Charles Bowen(ss, ts)、ハロルド・ランド(ts)、シダー・ウォルトン(p)、マーク・ジョンソン(b)。シダー・ウォルトン作「Midnight Waltz」はピアノトリオによる演奏です。

曲目は次のとおり。

1  Trailways (Phlly Joe Jones)
2  Invitation (Bronislaw Kaper)
3  Helena (Alice Chapman)
4  Midnight Waltz (Cedar Walton)
5  Smoke Gets in Your Eyes (Jerome Kern) 【煙が目にしみる】
メンバーのフィリー・ジョー・ジョーンズとシダー・ウォルトンのオリジナルが1曲づつ、「Invitation」と「Smoke Gets in Your Eyes」という有名スタンダードが2曲、Chapmanという人が書いた「Helena」。

フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)は、ビル・エヴァンス(p)・トリオの日本公演で、すぐ目の前で演奏を観ましたが、腕や脚がよく動いて、未だにその姿が思い浮かびます。その時は、マーク・ジョンソン(b)のプレイにも感心しましたが、その二人に、ベテランが参加した本作は、僕の密かな愛聴盤です。「Invitation」におけるハロルド・ランド(ts)、「Midnight Waltz」におけるシダー・ウォルトン(p)、「Smoke Gets in Your Eyes」におけるブルー・ミッチェル(tp)のソロなどと、お楽しみ満載。

   

レコードのラベル。このアルバムについては、国内盤レコードの発売はなく、米国でもCD化がされておらず、多分、このオリジナルのレコードしかありません。たまに見かけるので、入手は容易だと思います。

(参考)本作が聴けます。試聴には、最初の曲がいいと思います。時間があれば、聴いてみてください。

Philly Joe Jones | Album: Advance! | Jazz | USA | 1979 - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、右からフィリー・ジョー・ジョーンズが参加したビル・エヴァンス「Green Dolphin Street」(Riverside  1959年録音)、本作「ADVANCE!」、フィリー・ジョー・ジョーンズ参加のビル・エヴァンス「Interplay」(Riverside 1962年録音)。

 

【富山県観光情報誌 うみとやま 2023年冬号】

   

表紙。今号の特集は、「寿司と酒」で、富山に出かけたくなる内容でした。

     

富山湾寿司について書かれています。 

   

江戸前「寿司正」(富山市一番町4-29)の紹介。氷見漁港で厳選したネタにこだわっっているとのことです。

   

「鮨 大門」(魚津市釈迦堂1-2-3)の紹介。魚津漁港に出向き、朝獲れの地魚を仕入れているようです。提供はコースのみで、事前に予約が必要です。

   

「廻る富山湾 すし玉 富山駅店」(富山市明輪街1-220 とやマルシェ内)。富山や北陸の旬の魚を中心に、毎日昼と夜の2回買い付けを行っているそうです。富山駅に直結する「とやマルシェ」内にあるお店。

   

「バール・デ・美富味(みとみ)」(富山市明輪町1-231 MAROOT 1F)。日本酒カクテルやノンアルコールカクテルが楽しめるそうです。

   

国宝勝興寺(高岡市伏木古国府17-1)。越中にある浄土真宗の寺院の中でも破格の規模を誇るそうです。江戸後期の姿を蘇らせた本堂、大広間及び式台が2022年末に国宝の指定を受けたそうです。

「雨晴海岸(高岡市太田雨晴)」。景勝地として有名な場所で、天気が良ければ、富山湾越しに立山連峰が望めます。JR氷見線の雨晴駅から5分の場所にあるそうです。まだ行ったことがないので、一度行きたい。

   

「河内屋」(魚津市駅前新町9-12)。商品名は「鮨蒲こまち」。甘えびや紅鮭などの魚介をあしらった、ひと口タイプの蒲鉾。お土産のおすすめ品だそうです。この商品には、興味を惹かれました。

   

「ささら屋 福光本店」(南砺市吉江中1213)。商品名は「スナック コメ子」。銘菓しろえびせんべいと、スナックを融合させた米菓だそうです。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ADVANCE! (mobu)
2023-11-20 20:44:28
アルバムは配信で聴きました。
他人に知らせたくない、個人的名盤かも
しれませんね。うらやましい・・・。

インパクトのある音色、印象的なベース
ライン。53年生まれ、79年だと26歳
当時の演奏。
やっぱりできる人の演奏ですね。
いい音出してる。

ハロルド・ランドはダークなトーンが
インヴィテーションでは炸裂してますね。
耳を惹くものがあります。

シダー・ウォルトンのピアノは彼の音が
よくわかります。
作曲面でも一目置かれますね。
彼の曲では「ホリー・ランド」が好きです。


ジョー・ジョーンズのドラムは
上手い人のドラムで真似できない
レベルの高さを持つというのが
よくわかります。手数はそれほど
でもないのにジャスト・フィット
しているし、どのアルバムでもそういう
仕事のできた方なんですね。

もう一人のテナーのボウエンのほうが、
コルトレーン・ライクだったりしますが、
ランドはこれ以降、コルトレーンを
模していくのかもしれませんね。

ブルー・ミッチェル。「煙が目に染みる」
ストレートなトーンが印象的ですね。

エヴァンスに挟まれたジョー・ジョーンズ
おうちジャズ喫茶もなかなかです。

右側のエヴァンスのグリーン・ドルフィン
・ストリートは何気に好きです。
返信する
Unknown (azumino)
2023-11-21 20:13:35
mobuさん こんばんは

配信は、やはり便利ですね。米国盤のレコードしか出ていないと思われるアルバムなので、ものを探すと時間がかかると思います。お聴きいただき、ご感想もありがとうございます。

mobuさんのお話のとおりのアルバムです。このへんのものだと、ハードバップファンくらいしか見向きもしないかもしれませんが、ハロルド・ランドが良いプレイをするなど、聞き応えもあります。

ビル・エヴァンスの「Green Dolphin Street」ですが、阿部克二作のジャケットがいいので飾りました。ハードバップ・エヴァンスが聴けるので、愛聴盤の一つですが、この国内盤は音質がいま一つなので、ターンテーブルに乗せて聴くのは米国盤レコードです。

丁寧なコメントありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。