家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

社会人大学講師は旭山動物園名誉園長小菅正夫さん

2009-09-06 08:20:18 | Weblog
社会人大学講師は旭山動物園名誉園長小菅正夫(こすげまさお)さんだった。

会場に近い喫茶店で一人でお茶していると社会人大学の事務局長が入って来た。

今日の講師小菅さんと奥様も一緒だった。

私も同じテーブルで話をさせてもらった。

事務局長は小菅氏に「謎の人」と私を紹介してくれた。

さて講演は動画も用いた分かり易いものだった。

北極グマ オランウータン カバ おしどり

それぞれの動物には、それぞれに適した厳しくも優しい種の保存方法がある。

本能と学習だ。

オオカミ夫婦の話には感激した。

メスに先立たれたオスは後から送り込まれたメスを拒否し続けた。

エサを食べなくなって全身調べたが悪いところはない。

獣医として治療をあきらめるのは、動物が反応しなくなったときだという。

飼育係が声を掛けると最期に一声鳴いて逝ったという。

夫婦のキズナが深く飼育係ともキズナを作っていた。

思わず涙が出た。

「けなげだ。あっぱれだ」

ここまで出来ないのは承知している自分だが出てきた涙には、このオスオオカミに同調する部分があったはずだ。

自分を精一杯生きることは春野のアリンコにも教わった。

キズナを大切にする精神をオオカミから教わった気がする。