家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ドングリと栗

2009-09-22 07:57:48 | Weblog
春野で妻と散策していた。

草刈り機のエンジン音が谷にこだましている。

誰だろうと思って近づいていった。

S坊だった。

あちらこちらに土地を持っているので彼はいつでも草刈りに追われている。

「ご苦労様です」と話しかけ、しばらく談笑した。

S坊はコナラを植えたいので我が家の山のコナラの種を拾わせて欲しいと言った。

もちろんOKした。

私が作業をしていると妻が敷地内の植えてあるコナラの種を拾って見せに来た。

私も拾いに行った。

探してみると面白いように落ちている。

ドングリも少し小さめな物 まだ青い物 丸い形の物 いろいろだ。

「キツネドンベイ」の空きカップに半分以上溜まった。

それをS坊にあげるつもりで家まで行ったが留守だった。

しばらくするとS坊がやって来た。

「分かった?」と言うと

「分かりましたよ」と言った。

留守でも分かるように玄関先に置いてきたのだ。

「これ食べるかね?」と言って袋にいっぱい栗をくれた。

エビで鯛を釣る話と似ているなと感じた。