家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

森の探検

2010-02-06 09:41:59 | Weblog
春野の我が家をグーグルマップで見てみた。

どうやら新しい情報を加えたようだ。

以前は何もなかったのに今は家は勿論のこと藤棚まで載っている。

そして地形というところをクリックすると主な道路と建物さらに山や川が書き込まれ、あとは等高線で埋められている。

我が家が約200メートルの高度だということは一目で分かった。

我が家の上に林道が走っているのだが、それが書き込まれていない。

グーグルマップを地図に戻してプリントし、また地形にしてもプリントした。

両方を比較しながら道路部分を割り出した。

道路は我が家から直線距離で250メートル高度は350メートルの位置にある。

つまり250メートルの距離で高度差150メートル。

「たいしたことはないな」と感じた。

実際に登って行ってみた。

我が家の敷地は何度か登ってみたことがあったが、その上を登るのは初めてだ。

他人の土地だが雑木の枝を切り落としながら進む。

帰りに迷子にならないように何度も振り返っては道を記憶する。

「鹿やイノシシと遭遇しないように、だが鹿の角は落ちていて欲しい」など邪念を浮かべて進む。

風で揺れる杉の木の枝同士が重なり合って、けっこう大きな音を立てている。

広く開かれた場所に出ては次に雑木の覆い茂る中をくぐり抜けた。

獣道以外に人が通る道も出てきた。

間違えないように枯れ木で印をした。

岩場の上にカーブミラーが見えた。

到達した。

とうとう林道に出たのだ。

アスファルトが弾力のない、それでいて滑らない不思議な歩き心地に感じた。

ガードレールから下を見ると気田川が見える。

川からの高低差は400メートルだが、けっこう高く感じる。

道路から上を見ると絶壁に近い急斜面に鹿の道を発見した。

この道路を横切って鹿たちは降りてくるのだ。

帰路は1 2度「どっちから来たっけ?」となったが目印のおかげで無事戻れた。