家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

カメラマンの要らないカメラ

2010-02-16 08:32:50 | Weblog
カメラマンのいらないカメラというものを知った。

テーブルを囲んで楽しくワイワイガヤガヤやっている中で静かに仕事をこなす。

ソニーのインテリジェントパンチルターという物に装着したソニー製デジカメ。

自分で人の顔を探して構図を決めてシャッターを押す。

「カシャ ジーンとズームして カシャ」何枚か撮ったら次の人に移る。

顔認識  笑顔認識  素晴らしい機能だ。

カメラに仕組まれているプログラムによりインテリジェントパンチルターが動き両者の協力体制で写真というものを合作する。

カメラというより、その動きからいってロボットと言っても言い過ぎではないぐらいだ。

向かい側の人物を撮っているときカメラの裏側のモニターを見た。

すごい仕事をしている。

私よりさすがに上手だ。

レンズが私のところに回ってきて停まった。

アングルや構図を探っている。

アレコレポーズを決め迷いコップを持ったり手を上げたりしていたらパスされた。

「あきれてしまったのかな?」

私が機械を混乱させようと思ったのに機械の方が私を捨てた感じだ。

「ユーモアの無い奴は話が通じない」と大人気なく少し憤慨した。

値段を聞いて驚いた。

「ヤッスーイ」

いろいろな場面で使えそうだ。

だが気をつけないと酔っ払っているとんでもない姿を撮られそうだ。

人間じゃないから気を許している。

とたんにパシャっとやられる。

自分でセットした隠し撮りみたいなものだ。

マァ自分の赤裸々な姿を見るのもいいか。

デモ想像していなかった自分を知って自己嫌悪におちいる可能性もあるかな?