家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

次々と壊れる

2012-08-06 07:34:40 | Weblog
このところ毎日何かが壊れる。

「ちょっとポットが変だから見て」

妻の言葉を聞いて台所へ。

沸かしたお湯を溜めておくだけの機能のエアーポット。

取っ手を押すと「スカスカ」という音は漏れてくるが、いっこうに湯が出ない。

ポットを水道の蛇口の下に置きフタの上に少しだけ水を掛けながら作動させるとフタの上のあちこちから泡を出した。

あきらかに空気漏れだからパッキンを交換する必要がある。

ところが、もう10年以上も使用しているためパッキンの交換だけでは済まない状況も見つけた。

妻に実験を見せて「買い換える必要がある」と説明した。

ネットで購入し宅配を待った。

翌日朝ヘルスメーターがスイッチを入れても応答がない。

電池を入れ換えても同じだ。

これもネットで購入した。

翌日メイトで使いに出るとウインカーも出ないしクラクションも鳴らない。

帰宅して充電しようとしたが充電が始まらない。

このバッテリーも買い替えた。

次の日から次々と購入した物が届き始めた。

「何か壊れそう」という気持ちでビクビクしながら春野に行った。

夕方シャワーに入ろうとした。

レバーをひねっても湯が出ない。

しかたなく、もう一度パンツだけを穿き外のボイラーを点検した。

赤ランプが点滅してガスの燃焼する音が聞こえない。

「やっちまった。こっちも壊れ始めた」

ドアもキチンと閉まらなくなっている。

翌朝明るい所でボイラーを見た。

コンセントを一旦外して挿し直しをしてみた。

すると「ゴオー」という音と共に湯が出てきた。

「よかった。壊れていなかった」

続いて玄関ドア。

ラッチの部分を指で押し込み隙間を見ると、ほこりが溜まっている。

先の細いマイナスドライバーでつついた後そのほこりを掃除機で吸い込んだ。

すると嘘のように柔らかくなり「シュン」という音と共に静かに閉まるようになった。

「よしこれもOKだ」

壊れるのは、もう終わりにしてよ。