家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

クラフティア杜の市に行ってきた

2013-06-03 08:10:04 | Weblog
駒ヶ根で開催されたクラフティア杜の市に行ってきた。

2週続けてのクラフト展だ。

今回は作家に話を聞く機会が何回かあった。

木製のロボット型を見ていると「こんにちは」とか「ありがとうございます」と言う。

質問してみたら作家は嬉しそうに中身を取り出して見せてくれた。

振動スピーカーというものが仕組まれてあり、それは作家の持つスマホでリモコンされていた。

「何々社のこれがいいですよ」と自己の商売そっちのけで教えてくれた。

木彫りの店の前を通るとタッパーの中に水が入れられてあり、その中に木が入っている。

「まさか食べるためじゃあないですよね」と言うと

「これは木を柔らかくするために入れています」と教えてくれた。

木が柔らかくなると彫り易く作業の効率が良いらしい。

「どうぞ。やってみてください」と励まされた。

鋳造の銀製品の店では作り方を丁寧に教えてくれた。

小さな小さな銀細工。

それを細かな作業で組み合わせたり磨いたり。

値段を見ると「とてもじゃないが手間賃はでない」と感じた。

売れることはもちろんだが手間のかかっていることが少しでも理解されるだけで嬉しそうに話してくれる。

先日取ったヤシャブシを銀製品にしている店があった。

ヤシャブシの細かな形の全てが銀で出来ている。

これも鋳造技術だという。

今日は作家から、いろいろ教わったなぁと感じた。

雨の天気予報は外れて曇りだった。

日焼けするわけでもなくちょうど良い陽気だ。

山から流れる水は手を入れてみると氷水のように冷たい。

それもそのはずだ。

山を見ればまだ雪を頂いている。

竹製品を見ていたら中年の女性が「まぁかわいい」と表現した。

「かわいい」とは似つかわしくない言葉だと感じた。

「これはかわいいじゃない」と思ったが、では自分なら何と表現するだろうかと考えたが「素晴らしい」としか出てこなかった。

語彙の少ない自分が「何でも、かんでも、かわいいと表現するな」と思ってみても説得力がないと実感した。